ロベルト
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№ | 3158 | 3159 | 3160 |
名 | (S) 双剣士 ロベルト | (S) 豪放将軍 ロベルト | (S+) 苦悩の猛将 ロベルト |
AS | 巧遅拙速 | 巧遅拙速 | 巧遅拙速 |
SS | 双剣撃 | 双剣撃 | 豪風双漣刃 |
№ | 3161 | 4597 | |
名 | (SS) 猛き豪風の双剣士 ロベルト・カウズ | (L) 唸る激嵐の双舞剣 ロベルト・カウズ | |
AS | 鎧袖一触 | 梟盧一擲 | |
SS | 豪風双漣刃 | 烈風双燕撃 |
共通情報
名前 | ロベルト・カウズ | CV | - | 種族 | 戦士 |
登場 | GateDefenders 境界騎士団 | ||||
世界 | クエス=アリアス | ||||
所属 | 境界騎士団員 | ||||
特徴ワード | 大胆不敵、勘の強い将士 | ||||
関連キャラ | GateDefenders 境界騎士団 | ||||
セリフ1 | 「おっ、こっちのほうが楽しそうじゃねえの? 情熱的で刺激的な戦がしたいのよ、俺は」 | ||||
セリフ2 | 「まったく、アネモネは真面目だなぁ。あんなんじゃ、嫁の貰い手がねぇよな。」 | ||||
セリフ3 | 「でもよ、犬とか子供とか……。もっと騎士らしい候補生はいないのかよ?」 | ||||
補足情報 | ある異界の帝国で将軍の地位にあった。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー
「『異界の歪み』はこの先だ! 一気に敵を押し込むぞ!」
アネモネの声を聞きながら、右翼の先頭で双剣を振るっていたロベルトは、ふと『予感』に駆られた。
予知能力──ではない。しいて言うなら戦士の勘だ。
長く修羅場を潜ってきた経験が、『危険な要素』を無意識に察知するのだ。
(……城?)
ロベルトは、平原の隅にぽつねんと建つ古びた城を見つけていた。
使われなくなった古城が打ち捨てられている──それだけのことだ。
進行方向上にあるわけでもない以上、気にする理由は何もない。
──が、妙な胸騒ぎがあった。
「ルートヴィッヒ!」竜の1体を切り伏せて、ロベルトは吼えた。
「ちょいとあの城、見てくるわ! 後は頼むぜ!」
「は? アンタ、こんなときに何を言って──」
構わず、ロベルトは一気に城へと駆け出していく。
戦況は優勢だ。自分1人抜けたところで戦力的には問題ないと読んでいた。
指揮はルートヴィッヒに任せればいい。
馬を借りるほどの距離でもないし、鎧の重さを苦にする自分でもない。疾風怒涛の勢いで城を目指す。
(今の身分は気楽でいいぜ)
そんなことを思い、ロベルトはにやりとする。
かつて──彼は、ある異界の帝国で将軍の地位にあった。
望んでそうなったわけではない。
一兵卒として戦場で剣を振るう方が性に合っていたのだが、他に適任がいなかったのだ。
皇帝が暗愚であり、やれ少数で大軍を蹴散らせだの、やれ堅固な城塞を落とせだの、無茶な戦ばかりを命じてきた。
そして、その命令を果たせるのはロベルトだけだった。
副官であるルートヴィッヒが立てた作戦に、大胆不敵な発想を加え、一発逆転の奇策に変える。
そして、兵を鼓舞し、自ら先陣を切ることで、綱渡りの奇策を成功に導いてみせたのだ。
本人がどれだけぼやいても、彼に将の器があることはまちがいなかった。
そんなあるとき、宮殿に『異界の歪み』が開き、魔物たちが押し寄せた。
強欲な皇帝が、力を求めて古の秘術を使ったらしい。
魔物たちは皇帝を惨殺し、城の人間を襲い始めた。
たちまちパニックが起こったが、ロベルトはすぐさま兵らを叱咤し、魔物に対処した。
そして、自らも剣を振るって魔物と戦いながら、気がついた。
『異界の歪み』が閉じかかっており──しかし同時に、奥から相当な『大物』が現れようとしている。
おそらく、『歪み』が閉じる前に、こちら側に出てくるだろう。
だからロベルトは、自ら『歪み』に飛び込み、『大物』に戦いを挑んだ。
『歪み』が閉じるまでの間、『歪み』の内側で戦って時間を稼げば、この魔物が外に出ることはない。
むろん、それはロベルトが帰還できなくなることをも意味していたが──まあいいか、というのが彼の結論だった。
ロベルトが最も嫌うのは、自分の配下が理不尽に死ぬことだ。
やりたくもない将軍をやっていたのも、自分がやらねば多くの兵が死ぬからだ。
皇帝の亡くなった今、無茶な命令を下す人間はいない──なら、今こそが、命の使い時だ。
久々に一兵士として暴れ、そして死ぬ。
それは甘美な誘いだった。
たまったうっぷんを晴らして逝くのも悪くない、と素直に思えた……
そして、今。
「やっぱ、いやがったな」
──城に踏み込んだロベルトは、広間に竜の姿を認めた。
伏兵というわけだ。こちらが城のそばを通り過ぎた後、背後から奇襲するつもりだったのか。
どうやら知能のある竜もいるらしい。
咆哮する竜を前に、ロベルトは双剣を構えて笑う。
境界騎士団に、セドリックという大器がいてくれてよかった、と改めて思う。
おかげで自分は、彼に采配を任せて存分に戦える。
「やっぱ──俺ァ、こっちの方が合ってるわ!」
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