ミカエラ
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№ | 1542 | 1543 | 1544 |
名 | (S)天界の戦天使 ミカエラ | (S)天界の守護天使 ミカエラ | (S+)天界の軍勢指揮者 ミカエラ |
AS | 戦天使の攻勢 | 戦天使の攻勢 | 戦天使の攻勢 |
SS | 裁きの業火 | 裁きの業火 | 天上の劫炎 |
№ | 1545 | 3986 | |
名 | (SS)天界の聖王 ミカエラ・セラフィム | (L)黄金の双翼輪 ミカエラ・セラフィム | |
AS | 戦天使の猛攻 | 灼火絢爛の太陽 | |
SS | 天上の劫炎 | 聖王審判・天浄炎 |
夏休みver
№ | 2398 | 4626 |
名 | (SS)煌きの夏色 ミカエラ・セラフィム | (L)眩き天使の夏 ミカエラ・セラフィム |
AS | 胸に秘めた決意 | その決意は夏とともに |
SS | 夕焼け色の劫炎 | 茜色にう焼ける波の跡 |
ミカエラ&イザーク
№ | 2725 | 4744 |
名 | (SS)背反の姉弟 ミカエラ&イザーク | (L)天地分かつ姉弟 ミカエラ&イザーク |
AS | 相反する想い | 撞着する二人の誓い |
SS | 白亜漆黒の波動 | 清濁闇明の波動 |
GPver
№ | 2871 | 5026 |
名 | (SS)煌天の微笑 ミカエラ・セラフィム | (L)追憶の聖王 ミカエラ・セラフィム |
AS | 浄化の皇炎 | 明浄なる聖煌炎 |
SS | 赦しと寵愛の劫炎 | 赦宥と天憐の熾炎 |
グリコver
№ | 4344 | 4345 |
名 | (SS)ミカエラと朝食りんごヨーグルト | (L)美味しく目覚める大天使 ミカエラ |
AS | シャキシャキまろやかヨーグルト | 爽やかな朝のひととき |
SS | 天使の朝はフレッシュな果実の香り | さぁ、ともに目覚めましょう |
ロストエデンver
№ | 5130 | 5131 | 5132 |
名 | (SS)「聡明」の聖王 ミカエラ | (SS+)天に煌く光翼 ミカエラ | (L)協調の神世界 ミカエラ・セラフィム |
AS | 瞬きの光炎 | 終幕の灼炎 | 終幕の灼炎 |
SS | 創造と破壊の翼 | 創造と破壊の翼 | 創生と消滅の飛翔 |
№ | 5133 | ||
名 | (L)或る魔王 ミカエラ・セラフィム | ||
AS | 黒い炎の終幕 | ||
SS | 破滅と悲嘆の飛翔 |
共通情報
名前 | ミカエラ・セラフィム | CV | 川澄 綾子 | 種族 | 天使 |
登場 | 天界の双子 訣別のクロニクル 双翼のロストエデン | ||||
世界 | 天界 | ||||
所属 | 天界の聖王 | ||||
特徴ワード | 公正明大な指導者 | ||||
関連キャラ | 天界の双子 訣別のクロニクル | ||||
セリフ1 | 「明日からはまた、強い私に戻らなければ」 | ||||
セリフ2 | 「イザークは今、どうしているかしら。」 | ||||
セリフ3 | 「それが私という聖王の道なのかもしれませんね。」 | ||||
補足情報 | 厳粛に生真面目にその責務を務める、天界の王。 後継者争いによって離反した双子の弟イザークと、対立している。 常に聖王として相応しく振舞おうと生真面目に考えがちな点がある。 白猫コラボではやたら腹ペコキャラとして扱われている。 | ||||
<教えて! バロン> 【Q6】ミカエラとイザークのお母さんはどんな人(設定)ですか? 出てこなかったのでもう他界かな?それとも離縁!?(*・ω・)? 【A6】「そらぁアレやで、ごっつベッピンさんやったのは確かや」 ……というカンペが出てきたんだが、これはなんだ? | |||||
(※2014ねこまつりGP人気投票 コメント) | |||||
[投票前] | 私の炎は容赦を知りません。甘く見ないことをおすすめします。 | ||||
[発表後] | 目指す目標があるというのは幸運です。 次は負けませんよ、ファムさん。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー
皇界、魔界、聖界、冥界、天界、死界、そして時界。
108の異界の中でも一際強大な力を持つ者たちが集うこの世界は
かつて、一つの空間に属していた。
それは太古よりも遥か彼方、全の円環が成るよりも前に存在した、
あらゆる異界を見渡し、総べ、司る絶対の世界。
「神界」と呼ばれるその異界は永きに渡り、静穏と繁栄を保っていた。
ミカエラ・セラフィムは神界の一つ・天界を治める若き姫王。
いかなる場においても威風堂々、凛と立つさまは可憐にして勇ましく、
彼女は神界の王たちからも一目置かれていた。
「始祖より継ぎしこの世界……護り抜いてみせましょう」
彼女の治世は、永遠にも続くかと思われた。
深淵の狭間より、悪しき龍王が目覚めるその日までは――
※話の最初に戻る
バックストーリー(夏休み)
遠くに落ちる夕日が、赤い彼女の髪をより赤く染めている。
ぬるい潮風と波の音が満ちた砂浜には、一人の天使がいた。
比喩表現などではなく、本物の。
「風が、気持ち良いですね」
夕焼けで琥珀色に光る波に、ミカエラ・セラフィムはひとりつぶやいた。
「景色も良い……今日は、とても良い日です」
風に揺れる髪を耳にかけながら、彼女は少し寂しそうに笑う。
彼女は「天界」という異界を統治する、若き姫王だ。
だが、今の彼女は一人の少女に見える。
世界ひとつを背負うには、その肩はあまりにも華奢で小さく、頼りないものに見えた。
遠くを見つめる横顔は切なげで、そのすべてをオレンジ色の黄昏が照らしていた。
「……憎みあった相手とも、こうして穏やかに過ごせる日が来るのでしょうか」
誰に聞くでもなく、ミカエラは言った。
きっとその答えは既に出ているし、彼女は気の利いた言葉を求めている訳ではない。
ただ、このまま放っておけば、彼女は夕日の中に消えてしまいそうな気がした。
伝えきれない心を置き去りにして、彼女は一歩前に進む。
砂浜に小さな足跡が残り、やがてそれを波が消した。
「明日からはまた、強い私に戻らなければ」
「天界」と呼ばれる異界を統治している若き姫は、そう言ってほんの少し笑う。
先ほどまでの儚さはどこへやら、夕日を睨む不敵な表情は、
姫王という名に恥じない自信と品格をたたえていた。
彼女の短い余暇も、終わりを告げようとしている。
潮風に髪を弄ばれながら、彼女はそれを惜しんでいるように見えた。
ふと、足元にまとわりつく波を、ミカエラは小さく蹴る。
「だから、今日くらいは……ね?」
予感の微熱をその頬に宿しながら、彼女はいたずらに振り返る。
肩越しに見えるその笑顔は、掛け値なしの天使だった。
比喩表現などではなく、本物の。
※話の最初に戻る
バックストーリー(ミカエラ&イザーク)
天界の聖王であるミカエラ・セラフィムと、
魔界の覇者であるイザーク・セラフィムが
双子の姉弟であるという事は余りに有名過ぎる事実であろう。
しかしながら、彼らが天界・魔界を治めるに至った、
それ以前の二人については、あまり語られる機会が無い。
ある一説によれば、ミカエラの父王は階級、とりわけ主従の関係については
絶対に覆るべきでないという考えを持っていた。
そして、相手と対等の立場に立ちさえすれば、
交渉できないことなどない、という教えを説いていた。
この当時、天界は神界に存在する様々な異界のうちのひとつであり、
そんな中、争うこと無く均衡を保つためには、「維持」そして「秩序」が
肝要であると先王は解悟していたのである。
説によれば、先王は後に続くミカエラ、そしてイザークにも
それを守るよう誓いを立てさせたとか。
ミカエラとイザークは、先王から寵愛を持って育てられた。
技量や力の優劣はあれど、先王が固執したとされる先述した主従や階級に於いて、
二人は完全に対等の立場にいたのである。
これについては聖典に記録もあり、信頼できる情報であろう。
しかしながら、均衡を守る天秤とて、やがてはゆらぐ。
秩序の対義語に混乱があるように、平和に守られた天界は
混乱の最中へと落ちていくこととなる。
無論、この姉弟も。
事件は唐突に起こる。
天界にて先王が崩御した際、次期聖王の座を継承したのはミカエラであった。
イザークとミカエラの間に隔たりが生まれた瞬間であり、
もう一人の継承者であったイザークは絶望のあまり堕天し、
結果的に力が支配する世界「魔界」にて王となったとされている。
これまで一切疑われることのなかった、叙事詩に書かれた歴史である。
だが、誰もが長きにわたって信じているこの文献に、私は一石を投じたい。
叙事詩の中や文献中では粗暴な面が目立つイザークであるが、
こういう仮説を立てることもできる。
仮に、先王の教えをイザークが深くまで理解していたとするならば。
先王が存命の時代、天界は神界に存在する様々な異界のうちのひとつであった。
その中で争うこと無く均衡を保つためには、
対等の立場に立つことが肝要である。先王はそう二人に説いていた。
イザークが聖王となった姉と、「争うこと無く均衡を保つ」ために、
そして「対等の立場に立つために」魔界を治めたとするならば。
堕天という大罪を犯してまで、真に争いを諌めようとしたのは、イザークなのではないか?
※話の最初に戻る
バックストーリー(GP)
「お美しい……お父上がこの場におられたなら、きっと涙を流すことでしょう……」
普段とは違う、一際華やかなドレスをまとった天界の若き姫王、
ミカエラ・セラフィムは、その姿をまず年老いた従者長に見せた。
先代から王宮に仕えているその従者長は、
教育係として若い時からずっとミカエラの事を見守ってきたのだ。
今日は天界の祝日。
ミカエラが天界の王に即位してから、ちょうど500年という節目の日である。
種族の違いだろう。
同じ時を生きてきたはずなのに、目の前の従者長はひどく年老いてしまっている。
父の死、双子の弟イザークとの決別、即位して間もなく始まった動乱の日々……
自分一人であったなら、きっと乗り越える事は出来なかっただろう。
目の前にいる、涙でくしゃくしゃになった従者長の顔を見ながら、
ミカエラは胸を熱くした。
宮殿から市街地をまわるパレードの馬車の中から見える人々の顔は喜びに溢れ、
彼らの表情がミカエラの統治者としての功績を物語っていた。
血をぬぐって挙げる戦場の勝どきとは違う響きの、平和な歓声がそこにあった。
もちろん、天界を統べる者として、
民衆の脅威となる存在を討ち果たす事は重要な務めだ。
しかし、争いをミカエラが望む事はこれまで一度もなかった。
争いを望むのはいつだって双子の弟であり魔界を統べる王である、イザークだった。
ミカエラが先王から後継者として指名されたその日、
イザークは天界を去り、魔界へと堕天した。
やがてイザークは魔界の王として君臨するようになり、
ミカエラの統べる天界を脅かす存在になったのだった。
――イザークは今、どうしているかしら。
ミカエラはふと、遠く離れた弟の事を思った。
双子というのは、総じてあらゆる点において共通した面を持っているという。
両軍それぞれの命運を背負って剣を交えたあの日。
ミカエラにはイザークの太刀筋が手に取るようにわかった。
そしてそれはイザークも同じだった。
どれだけ鍔(つば)を合わせても、勝負はつかなかった。
生死の賭けた戦いの渦中あってなお、露呈する双子の絆。
ミカエラがそれを意識した刹那、イザークもまた微笑みを浮かべた。
そして二人は互いの剣を収めた。
あの日以来、魔界と天界は緊張関係を保ちつつ、実質的な争いは起こっていない。
歓声鳴りやまぬパレードの中、
姫王ミカエラの脳裏に浮かんだのは、そんな弟の微笑みだった。
※話の最初に戻る
二次創作品
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