チェルシー
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№ | 2759 |
名 | (S)逃避少女 チェルシー |
AS | ヒジュラ |
SS | 空援の杖 |
火属性ver
№ | 2760 | 5189 | 5190 |
名 | (SS)煌めく炎剣 チェルシー・ネリム | (L)煌炎の世界へ チェルシー・ネリム | (L)深炎は刃を超え チェルシー・ネリム |
AS | ソリッド・フレイム | ザ・ヘヴンリィ・フレイム | ダークネス・ライト |
SS | 赫灼の皇舞 | 灼火の神舞踏 | 闇躍の撃炎 |
水属性ver
№ | 2761 | 5191 | 5192 |
名 | (SS)舞降りし姫君 チェルシー・ネリム | (L)姫は空より輝く チェルシー・ネリム | (L)夜星は姫を包む チェルシー・ネリム |
AS | ルナティック・ブレス | トワイライト・ラバー | ルナティック・アフェクション |
SS | 流星からの波動 | 届く波間の流星群 | 此れは深海への導き |
雷属性ver
№ | 2762 | 5193 | 5194 |
名 | (SS)弧光の斧杖 チェルシー・ネリム | (L)輝光に導く雷杖 チェルシー・ネリム | (L)深闇に届く雷斧 チェルシー・ネリム |
AS | クラウン・グロウン | クラウン・ワンダー・ストーリー | ブラック・アンダー・ワールド |
SS | 降り注ぐ光弾 | 永遠へと続く光の焔 | 暗い世界への閃光 |
クリスマスver
№ | 3166 | 3167 | 5188 |
名 | (S)想い贈る姫君 チェルシー | (SS)聖夜の天空姫 チェルシー・ネリム | (L)聖なる夜の祝福 チェルシー・ネリム |
AS | バーニング・ラブ | ブレイジング・グレイス | ハピネス・スノウライト |
SS | 温かな寵愛 | 素晴らしき恩寵 | 素敵な夜に祈りを捧げ |
共通情報
名前 | チェルシー・ネリム | CV | 諏訪 彩花 | 種族 | 術士 |
登場 | - | ||||
世界 | - | ||||
所属 | とある異界のお姫様 | ||||
特徴ワード | 年頃の女の子 | ||||
関連キャラ | - | ||||
セリフ1 | 「アタシ、帰らないから!」 | ||||
セリフ2 | 「いろいろと、その……ありがとう。」 | ||||
セリフ3 | 「あのー、これって"気持ち"を贈れますか?」 | ||||
補足情報 | とある異界よりやってきた家出少女なお姫様。 高貴な家柄にふさわしく、と父親からうるさく言われた為、家出してきた。 家出の理由としてはよくある話だが、家出の仕方が少々過激。 |
パーソナルストーリー
舞い降りた異界の姫君
──街中は色鮮やかに飾り付けられ、いつにない賑わいをみせていた。 | ||
修行は明日でもできるけど、お祭りは今日だけにゃ! | ||
──ウィズは打ち上げ花火に急かされるように君の袖を引く。 | ||
ほら、バロンが帰ってくる前に急ぐにゃ! | ||
──いよいよ外出というとき、バロンがつむじ風のように飛び込んできた。 | ||
うげっ……。 | ||
良かった間に合ったみたいだな。 | ||
──バロンは息を切らせながら話し出す。 | ||
実は先ほど、とあるお偉方から急ぎの依頼が入ったんだが、頼めるだろうか? | ||
本来は私がやるべき仕事なのだが……。 | ||
ギルドマスターとして、式典で祝辞を述べなくてはならなくてな。 | ||
──そう言って気まずげに頭を掻くバロンは、ウィズと君の視線に気づき姿勢を正した。 | ||
まあ内容はたいして難しくはない。家出した娘を送り届けてくれという簡単なものだ。 | ||
──そう言ってバロンは、尋ね人の人相書きを君に渡す。 | ||
チェルシー・ネリム? 可愛い子にゃ。 | ||
申し訳ないが、祭りは依頼を終わらせてから楽しんでくれ。それでは、後は頼んだぞ。 | ||
──バロンは、言いたいことだけを伝えると、風のように去っていった。 | ||
今日はついてないにゃ! こうなったらさっさと終わらせるにゃ! | ||
──ウィズの毛は、怒りに逆立っていた。 | ||
──街中は多くの見物人でごった返している。 | ||
この町のどこに、こんな人がいたんだにゃ? | ||
──これじゃあ人捜しも楽じゃないと君は言う。 | ||
にゃにゃ!? | ||
──ウィズが何かを見つけたようだ。 | ||
あれは! 例の女の子じゃないかにゃ? | ||
──君はウィズを肩に乗せたまま、少女に近づき肩を叩いた。 | ||
──すると少女は、こちらが驚くほどに、ビクリと飛び跳ねた。 | ||
!? | ||
──もしかして、チェルシー? と君は尋ねる。 | ||
ちっ、もう見つかっちゃったか……。 | ||
──どうやら、自分が捜されていることは知っているようだ。 | ||
──であれば話は早い。 | ||
誰が捕まるもんか! | ||
──チェルシーは君の手を振り切って、全力で逃げ去っていく。 | ||
あ、待つにゃ! | ||
──チェルシーの姿は、人ごみに紛れすぐに見えなくなった。 | ||
追いかけるにゃ! | ||
──ウィズの言葉に君が足を踏み出そうとしたとき……。 | ||
──少女が走り去った方角から悲鳴が聞こえてきた。 | ||
急ぐにゃ! | ||
──君は人ごみを掻き分けて進んでいく。 | ||
──するとそこには、魔物の群れに襲われるチェルシーの姿があった。 | ||
(戦闘終了後) | ||
ありがとう! | ||
──彼女の口から感謝の言葉が聞けるものと思っていた。 | ||
…………。 | ||
──しかし現実は、ふてくされた少女が無言でこちらを睨みつけているだけだ。 | ||
もう、生意気な子にゃ! まあ、女の子ならそういう時期もあるものだけどにゃ。 | ||
──したり顔のウィズを見て、そういえばウィズも女の子だったんだなと改めて思い返す。 | ||
君が空からやってきた姫君だってことは解ったにゃ。 | ||
でも、どうして父親と喧嘩なんてしたにゃ? | ||
…………。 | ||
──チェルシーは、猫が問いかけても全く動じずに黙っている。 | ||
だって……。 | ||
だってうるさいんだもん。 | ||
え? なにがうるさいのにゃ? | ||
高貴な家柄に生まれたんだから、もっとちゃんとしろって……。 | ||
家柄、家柄って……だから頭にきて、代々伝わる3つの家宝を窓から投げ捨ててやったの! | ||
そしたらすごく怒るんだもん! それで喧嘩になって、家出してやったわけ! | ||
や、やることが過激にゃ……。 | ||
──彼女の家に伝わる宝とは、炎の剣、半月刃の杖、王冠の杖の3つだという。 | ||
この子を連れて帰るだけじゃ、親子の関係は修復できそうにないにゃ。 | ||
3つの宝も一緒に探し出さないとにゃ! | ||
──ウィズの興味がお祭りから人助けに移ったことに、君はほっと胸をなでおろした。 |
※話の最初に戻る
これで3つのお宝が揃ったにゃ! | ||
──そう言った後、ウィズは君の耳元で鼻息交じりに呟いた。 | ||
この子を送り届けて、早くお祭りに参加するにゃ! | ||
アタシ、帰らないから! | ||
──ある程度は予想していた答えだった。 | ||
どうしてだにゃ? | ||
お宝も無事だし、お父さんだってきっと許してくれるにゃ。 | ||
どうせアタシより、こんな物が戻ってくる方を喜ぶに決まってる! | ||
──その時、晴れ晴れとした表情のバロンが現れた。 | ||
──きっと、祝辞が上手く言えたに違いない。 | ||
おや? 依頼は無事に済んだようだな? | ||
──バロンはチェルシーの顔を覗きこんで満足気に頷いた。 | ||
さっき依頼人から連絡があってな。一つ言い忘れたことがあるらしい。 | ||
言い忘れたこと? | ||
この子と一緒に無くなった、3つの宝物も一緒に探してくれ、ということだ。 | ||
やっぱり!! あの人はアタシよりこっちの方が大事なんだ! | ||
──そう叫ぶと、チェルシーは持っていた杖をかざしたかと思うと、呪文を唱えだした。 | ||
フォスプ、レトエ、ヤウローフ! | ||
──突然、旋風が巻き起こり、3つの宝物を巻き上げ、森の方角へと吹き飛ばしてしまった。 | ||
にゃにゃにゃー!? | ||
……これで、お祭り見物はダメになったにゃ。 | ||
──肩に乗ったウィズの体が、急に岩のように重く感じられた。 | ||
にゃー!!! つ、ついに見つけたにゃ! | ||
──宝物を見つけたウィズは、興奮して震えている。 | ||
──爪が肩に食い込んで痛い。 | ||
こ、これで、お祭りに繰り出せるにゃ! | ||
──もう夜も遅い。お祭りがとうに終わっているとは、とても言い出せそうにない。 | ||
──そんな君の悩みも知らずに、ウィズが何かを見つけて叫んだ。 | ||
あ、あれはひょっとして!? | ||
──宝物を守るように、魔物の群れが君たちを威嚇している。 | ||
どうやら、あれを倒すしかないみたいにゃ! | ||
──君に反対する理由は無い。 | ||
行くにゃ! お祭りのために!! | ||
──ウィズの掛け声に促され、君はカードを手に構えた。 | ||
(戦闘終了後) | ||
──再び3つの宝物が揃った。 | ||
──チェルシーは厳しい顔で、それらをじっと見つめる。 | ||
──ウィズは君の肩からさっと飛び降りると、宝物の前に走り出た。 | ||
もう一回吹き飛ばすのはナシにゃ! | ||
──その言葉が聞こえていないのか、チェルシーは肩を震わせながら杖を振り上げた。 | ||
フォスプ、……レトエ、…………。 | ||
──彼女の怒りは凄まじく、呪文を最後まで言い終わらぬうちに、風がざわめき出す。 | ||
おーい! ちょっと待ってくれー! | ||
──遠くから聞こえてきたバリトンボイスに、君たちは顔を向ける。 | ||
──たてがみをなびかせながら、バロンが走ってくるのが見えた。 | ||
──バロンは中腰の姿勢でゼイゼイと息を切らしながら、絞りだすように言った。 | ||
今しがた、お父上の使いが見えられてな。お父上からの言伝を預かっている。 | ||
──ひとしきり呼吸を整えてから、バロンはチルシーを見つめて言った。 | ||
『家宝は無くしても構わない。だから、今すぐ帰ってきてほしい』……。 | ||
君が家を飛び出してから、一睡もできず、食事も喉を通らないそうだ。 | ||
!! | ||
──しばらく微動だにしなかったチェルシーは、突然その場に泣き崩れた。 | ||
──そんな彼女を君とバロンが優しくなだめる。 | ||
さあ、早く帰ってお父上を安心させてあげなさい。 | ||
──その言葉にチェルシーはすっくと立ち上がると、少し照れたように言った。 | ||
……アタシ、もう帰るよ。いろいろと、その……ありがとう。 | ||
──君が頷き返すと、チェルシーは嬉しそうに笑い…… | ||
──3つの宝と共に、光の柱となって天空の彼方に消えた。 | ||
依頼も片付いたし、いよいよお祭りに繰り出すにゃ! | ||
──君の肩に乗ってはしゃぐウィズを横目に、君たちは帰路についた。 | ||
──…… | ||
──この後、ふてくされたウィズが3日ほど姿を消したのは、また別のお話……。 |
※話の最初に戻る
ステキな聖夜の贈り物
※話の最初に戻る
──市場にチェルシーの贈り物選びを手伝う君とウィズの姿がある。 | ||
プレゼントを探すのってけっこう大変なのね。 | ||
よく気付いたにゃ! そうやって何を贈るかあれこれ考えることがプレゼントの醍醐味にゃ。 | ||
プレゼントっていうのは"モノ"を贈ることじゃなく"気持ち"を贈るってことなのにゃ! | ||
なるほど~……じゃあ、あと一週見て回ってこようか! | ||
にゃ! まだ探しに行くにゃ? | ||
これだけいろいろな物があると、何を買ったらいいのか分からなくなっちゃうのよね……。 | ||
気持ち、かあ……気持ちを贈るってどういうことだろう? | ||
その答えは自分で見つけるしかないにゃ。 | ||
もちろん知ってるわよそんなこと……だからこれから探しにいくんじゃない。 | ||
もう、置いてくからね! | ||
──プンと顔を背け歩いて行ってしまうチェルシー。 | ||
やっぱり意地っ張りなところは、なーんにも変わってないにゃ。 | ||
──君はウィズと共にチェルシーを見失わないよう後を追う。 | ||
──最初に訪れた市場で、チェルシーはプレゼント探しに夢中になっている。 | ||
──その姿を眺めているウィズは、店員に聞こえないよう君に呟く。 | ||
結局、なぜか最初に入った店で買うことになるにゃ。 | ||
──その言葉に君は、あるあると頷く。 | ||
これなんてどうかな? | ||
──可愛らしい手袋とお揃いのマフラーを身に着けた彼女が店の中から聞いてくる。 | ||
──似合ってると頷く君。 | ||
じゃあこっちは? | ||
──次々と着替えてポーズをとる様子は、さながらファッションショーのようである。 | ||
あの子が似合うのを選んでどうするにゃ? あれを着るのはお父さんにゃ。 | ||
あのー、これって"気持ち"を贈れますか? | ||
──風変りな質問をする彼女に、店員は一瞬何のことか解らないという素振りを見せる。 | ||
気持ちを贈れるかって聞いてるの? | ||
──店員は愛想笑いを浮かべ相槌を打つ。 | ||
じゃ、こっちは? | ||
──またしてもそうだと答える店員。 | ||
あっちのお店にも何かありそうね。 | ||
──チェルシーは怪しい雰囲気を醸し出している薄暗い店へと入っていく。 | ||
キャー!! | ||
また、何かに巻き込まれたみたいにゃ! | ||
──君はチェルシーを助けるため、悲鳴の聞こえた方へ走り出す。 | ||
(戦闘終了後) | ||
そんなにウロチョロされたら、体がいくつあっても足りないにゃ。 | ||
ごめんなさい……。 | ||
それよりお父さんへのプレゼントはちゃんと買えたのかにゃ? | ||
あ、忘れてた! やっぱりさっきのお店のものが良かったかな。 | ||
──チェルシーは最初に入った店へと戻っていく。 | ||
店員さん、さっきのものをください! 見せてもらったもの全部! | ||
──思わぬ一言に店員は飛び上がって喜ぶ。 | ||
これ全部贈るのかにゃ?! | ||
気持ちを贈るのは一つじゃなきゃダメかな? | ||
うーん、そんなこともないにゃ。 | ||
だよね! 気持ちは多い方がいいもんね? | ||
中には自分へのプレゼントも入ってるけど……。 | ||
ちゃっかりしてるにゃ。 | ||
──店の奥から、店員が綺麗にラッピングされたプレゼントの山を抱えてやってくる。 | ||
わ、カワイイ~♪。 | ||
──チェルシーはラッピングが気に入ったのか、感嘆の声を上げる。 | ||
──君たちが抱えきれないほどのプレゼントを手に店を出ると聞き覚えのある声が聞こえてきた。 | ||
おーい! | ||
仕事中に申し訳ない。急ぎの依頼が入ってな。 | ||
ふにゃ~。 | ||
──ウィズが悲しげな鳴き声を上げる。 | ||
いつか家出をしてきた姫がいたのを覚えていると思うが……。 | ||
その子の父親から連絡が入ってな。 | ||
──チェルシーがビクリと体を揺らしたのを君は見逃さなかった。 | ||
娘がいなくなったので、またそちらに行っていないかと尋ねてきたんだ。 | ||
で、前回はお前が無事見つけたので適任だと思ってな……。 | ||
──そう言ったバロンは、目の前にその姫がいることに気付き、目を丸くする。 | ||
き、君は! | ||
──チェルシーは思わず目を伏せてしまう。 | ||
よし、発見! すぐ家に帰るように! | ||
……はーい。 | ||
任務完了! | ||
──バロンは韋駄天のごとく去っていく。 | ||
にゃははは! 依頼完了の最短記録更新にゃ! | ||
あはは。じゃあ、アタシもう帰るね。 | ||
早く帰って、お父さんを安心させてあげるにゃ。 | ||
そうだね。それに早く帰らないと、夜が明けちゃうし。 | ||
それもそうだにゃ。 | ||
今日はいろいろと付き合ってくれて、ありがと。 | ||
また、遊びにきてもいいかな? | ||
もちろんにゃ! けど、次はちゃんとお父さんに一言言ってからくるにゃ。 | ||
──ウィズの言葉に嬉しそうに笑ったチェルシーの周囲を眩い光が包み込む。 | ||
──そして光は一本の筋となり、チェルシーの体を空の彼方へと運び去った。 | ||
行っちゃったにゃ。 | ||
──あのプレゼントをチェルシーの父親は気に入ってくれるだろうか? | ||
──君はそんな気掛かりを口にする。 | ||
プレゼントなんて、実のところなんだってよかったにゃ。 | ||
──君にはウィズの言葉が理解できずにキョトンとしてしまう。 | ||
あの子がお父さん思いに育ってくれたことが、お父さんにとっては一番のプレゼントにゃ。 | ||
さてと、私たちもそろそろ帰るにゃ! | ||
──ウィズの言葉に頷くと、君はウィズの後を追って歩き出す。 | ||
──ウィズへのプレゼントはいつ渡そうかと考えながら……。 |
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