ルシェ
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№ | 571 | 572 | 573 |
名 | (B)理知の魔道士 ルシェ | (B+)静かなる水面 ルシェ | (A)深き森の眠り ルシェ |
AS | フロストリカバリー | フロストリカバリー | スノウホワイト |
SS | 凍結の魔術 | 凍結の魔術 | 凍結の魔術 |
№ | 574 | 2578 | |
名 | (S)目醒めし水龍 ルシェ・ワダツミ | (SS)神気満ちる水龍 ルシェ・ワダツミ | |
AS | スノウホワイト | 不退転の咒印 | |
SS | 吹雪の魔術 | 水龍の禊 |
夏休みver
№ | 2015 | 2016 | 2017 |
名 | (A)うららか魔道士 ルシェ | (A)白砂をさらう水面 ルシェ | (A+)熱砂の眠り ルシェ |
AS | ゆったり助言 | ゆったり助言 | ゆったり助言 |
SS | 優雅な休息 | 優雅な休息 | 水龍の微笑み |
№ | 2018 | ||
名 | (S)砂城に興ずる ルシェ・ワダツミ | ||
AS | 静穏なる理知 | ||
SS | 水龍の微笑み |
クリスマスver
№ | 3123 | 5367 |
名 | (SS)水入らずの聖祭 ルシェ・ワダツミ | (L)聖祭に交わす友誼 ルシェ・ワダツミ |
AS | お世継ぎのご乱心! | 次期当主の大胆なお茶目 |
SS | 巧妙なる一芝居 | 友情の大立ち回り |
セレモニーズver
№ | 3863 | 3864 | 3865 |
名 | (B+)ギルド式礼服 ルシェ | (A)水龍の誘い ルシェ | (A+)凛舞の公子 ルシェ |
AS | 覇水の印 | 覇水の印 | 覇水の印 |
SS | 龍の制水圏 | 龍の制水圏 | 絶守の流壁 |
№ | 3866 | 5776 | |
名 | (L)輝龍降臨 ルシェ・ワダツミ | (L)絶輝龍降臨 ルシェ・ワダツミ | |
AS | 轟天嵐の咒印 | うねり猛る龍嵐の咒印 | |
SS | 絶守の流壁 | ワダツミの結界 |
アレク&ルシェ
№ | 5893 | 5894 | 5895 |
名 | (A)魔法の銃士 アレク&ルシェ | (S)剣と魔法の誓い アレク&ルシェ | (SS)魔道と騎士道を進む アレク&ルシェ |
AS | 飄々とパッサバン | 飄々とパッサバン | 飄々とパッサバン |
SS | この剣にかけて誓おう | この剣にかけて誓おう | 剣と名誉に誓うデュエル |
№ | 5896 | ||
名 | (L)一人はみんなの為に アレク&ルシェ | ||
AS | 名家のファンデヴ | ||
SS | 剣と名誉に誓うデュエル |
共通情報
名前 | ルシェ・ワダツミ | CV | 三瓶 由布子 | 種族 | 龍族 |
登場 | メインストーリー | ||||
世界 | クエス=アリアス | ||||
所属 | アイヴィアスの統治者一族 兼 魔道士ギルドマスター | ||||
特徴ワード | 統治者の顔と気安い悪友の顔 | ||||
関連キャラ | メインストーリー、リミーラ | ||||
セリフ1 | 「お褒めいただき光栄だね。で、今回はどんな厄介事?」 | ||||
セリフ2 | 「……咎人、か」 | ||||
セリフ3 | 「はははは……あいつら、まんまと騙された。」 | ||||
補足情報 | 水の都アイヴィアスのギルドマスター。 アイヴィアス周辺地域を統括するワダツミ家の次期頭首でもある。 話のわかる貴人と言った感じで、 優雅で慈悲深い性格をしているが、時々悪戯好きな一面が出ることも。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー(夏休み)
浜辺の片隅で、少年は静かに砂をもてあそんでいる。
繊細な手つきで黙々と砂を操り、何かを築いている。
それは、城だった。
職人の手による模型を思わせる、流麗な細工の砂の城。
だが、どれだけ見事な城を築いたとて、砂ではすぐに崩れよう。
石も鋼も——命ですらも、流れゆく時の前では、砂と同じだ。
いつかは消える。崩れ去る。
それでも人は城を築くだろう——と、少年は考えた。
その素材が、砂であろうと、石であろうと……鉄であろうと、命であろうと。
いずれ崩れ去るのであろうとも、名城として存在する一瞬があるのなら。
その一瞬のために、すべてを費やすだろう……
※話の最初に戻る
バックストーリー(クリスマス)
君とウィズはいつになく緊張していた。 | ||
う~、身体がブルブル震えてくるにゃ。 | ||
この緊張感は久しぶりにルシェに会うからではない。 | ||
聖夜のこの夜、君たちは水の都アイヴィアスの宮殿で開かれる晩餐会に招待されたのだ。 | ||
いろんな所からいっぱい偉い人が来るみたいだしにゃ? | ||
そのことに、二人は身の引き締まる思いを感じていたのだ。 | ||
フォークが右で、ナイフが左……逆だったかにゃ? | ||
ああ……もっと気楽な食事会の方が好きだにゃ……。 | ||
ウィズは猫のまま招待されているので、心配することはないと君は言う。 | ||
あ、そうだったにゃ。私は勝手気ままにしていればいいにゃ。 | ||
そうは言っても、お行儀よくはしていてほしいと君は切なる思いを抱く。 | ||
それにしても、震えが止まらない。 | ||
これは緊張のためだけではない。 | ||
アイヴィアスは湖畔にある街だけに、ひどく底冷えするのだ。 | ||
早く宮殿に行って温まろうにゃ。 | ||
ウィズが肩から落ちないようにしっかりと抱きしめた君は、歩みを速めた。 | ||
君はウィズを抱きしめながらアイヴィアスの宮殿へとやってきた。 | ||
うわ~、綺麗にゃ~。 | ||
宮殿を彩る幻想的な装飾を見て息を飲んでいると──。 | ||
入り口に控えていた警備兵がこちらへとやってきた。 | ||
ほらほら、そこにいては馬車の通行の妨げになる! 立ち止まらずにすぐに立ち去れ! | ||
にゃにゃ! (失礼にゃ!) | ||
今にも飛びかからん勢いのウィズを抑え、君はルシェからの招待状を見せる。 | ||
これは失礼いたしました! どうぞ中へ! | ||
誇らしげに胸を張る君とウィズは宮殿へと案内される。 | ||
すると、入り口の方から馴染みのある声が聞こえてきた。 | ||
やあ、いらっしゃい! | ||
屈強な兵士たちを従え出迎えに現れたのは、この都の次期当主、ルシェである。 | ||
やあウィズ! | ||
にゃー! | ||
ウィズは、明るい笑顔を浮かべるルシェの胸に飛び移り、旧友との再会を喜び合う。 | ||
寒かったろう? さあ中へどうぞ! | ||
会場へ通された君とウィズは、目の前の光景を見て感嘆の声を上げる。 | ||
にゃにゃ! まるで夢の世界にゃ! | ||
絢爛豪華な装飾品に見たこともない料理の数々。 | ||
席に着いた君たちは、次から次に運ばれてくる豪勢な料理に舌鼓を打つ。 | ||
にゃ~にゃにゃ~。(あ~もうお腹いっぱいにゃ~) | ||
ウィズの幸せそうな顔を見てルシェは目を細めている。 | ||
君も納得いくまで食べたかい? | ||
もう食べられないくらいと君は言う。 | ||
それは良かった。 | ||
そう言ったルシェはウィズと視線を交わし合図を送った……ように見えた。 | ||
それをきっかけに、突然ルシェが威勢よく立ち上がり叫び声を上げた。 | ||
これはどういうことだ!? 黒猫の魔法使いに魔物が憑りついているではないか!? | ||
突然のルシェの発言に、君は呆気に取られてしまう。 | ||
ウィズを見ると何故か全くの知らん顔である。 | ||
よーし、追い出してくれるぞ! 表へ出ろ! | ||
訳が分からぬまま、君とウィズは宮殿の外へと追い払われてしまう。 | ||
どうしていいか判らない君の耳元でウィズが囁く。 | ||
派手に魔法をぶっ放すにゃ! | ||
ウィズの言葉に疑問を感じつつも、君はカードに手を掛けた。 | ||
(戦闘終了後) | ||
ルシェ様、お怪我はありませんか!? | ||
警備の者たちが倒れたルシェの元へと駆け寄る。 | ||
心配は無用だ! 魔法使い殿から魔物はもう出ていったようだ。 | ||
ん!? 今度はそちらの猫に憑りついたようだな? | ||
ルシェが視線を送ると、ウィズは一瞬戸惑った様子を浮かべつつ── | ||
ギャギャギャ~! | ||
今まで聞いたこともない奇怪な唸り声を上げた。 | ||
この化け猫め! | ||
警備兵たちは、ウィズを睨みつけ追い詰めていく。 | ||
待て待て! この化け猫は僕が対処する! | ||
どうしていいものかと立ち尽くしている警備兵たちに向かいルシェは声を荒げる。 | ||
持ち場を離れるとは何事だ! | ||
この混乱に乗じて侵入しようとしている輩があるやもしれないぞ! ほらあそこに! | ||
そう言って指さす方に警備兵たちが気を取られている隙に、ウィズは逃げ出す。 | ||
待て、化け猫め! | ||
ルシェの勢いに押され、君は必死で夜の街を逃げていく。 | ||
どれくらい走っただろう……。 | ||
もう、大丈夫だよ……。 | ||
君にはルシェの言葉がなんのことかさっぱり解らない。 | ||
追いついたルシェは息を切らせながら、肩を震わせている。どうやら笑っているようだ。 | ||
はははは……あいつら、まんまと騙された。 | ||
どういうことかと君は訳を問う。 | ||
君には大変申し訳ないことをした……僕らの計画に巻き込んでしまって。 | ||
計画? 君はさらに混乱してしまう。 | ||
脱走する計画にゃ……警備兵たちから解放されるっていうにゃ。 | ||
ウィズは知っていたのか? と君は尋ねる。 | ||
悪かったにゃ。君を騙せないと相手も騙せないからにゃ。 | ||
僕の我がままに巻き込んでしまって本当に申し訳ない。 | ||
それにしても『化け猫』はひどいにゃ! | ||
悪い悪い。つい演技に熱が入ってしまって……でもウィズの芝居も最高だったね。 | ||
そうかにゃ? | ||
そう言ってウィズは満更でもない顔つきを浮かべる。 | ||
置いてきぼりを食らっている君が不満顔のまま立ち尽くしていると……。 | ||
その様子に気付いたのか、ウィズが慰めの言葉をかけてくる。 | ||
でもいいじゃないにゃ。美味しい食事をご馳走になったんだからにゃ。 | ||
理解できずに首を捻る君。 | ||
あれは迷惑をかけることへの『先払い』っていう意味でもあったにゃ! | ||
そういうことだったのか!? 一応は納得したものの、君はどこか腑に落ちない。 | ||
どうしたにゃ? | ||
でも、それじゃウィズは? ウィズは食事だけしてなんの損害も被ってないじゃないか? | ||
……まあ、小さい事は気にしちゃダメにゃ~。 | ||
それから、氷の張った湖上ではルシェとウィズの思い出話に花が咲いた。 | ||
そんな二人の笑顔を見ていた君の苛立ちはいつの間にかすっかり消え去っている。 | ||
なぜなら二人の友情のためにひと肌脱ぐことができたのだから。 |
※話の最初に戻る
バックストーリー(セレモニーズ)
いつまで立ち止まってるにゃ? | ||
君はウィズの声で我に返り、大きく頭を振った。 | ||
現実とは思えない不思議な空間に、ついぼーっとしてしまっていた。 | ||
ははっ、驚いたかい? ここはね、普通の魔道士では立ち入ることができない場所なんだ。 | ||
今日は、ウィズがルシェに無理を言って、ギルドの式典に連れてきてもらったのだ。 | ||
一体どういう心境の変化なのか、と当初は疑問に思ったが……。 | ||
式典で出される料理は、どれも絶品の超高級料理ばかりにゃ。 | ||
こんなときしか絶対に食べられないにゃ。今日は一生分食べるつもりでかかるにゃ! | ||
……その理由に、君は大いに納得したのだった。 | ||
ご馳走はどこにゃ? ご馳走はどこにゃー? | ||
ウィズは相変わらずだね……。仮にも四聖賢のひとりなんだから……。 | ||
いまの私はご飯を食べに来た、ただの猫にゃ。 | ||
あまり目立つのはよくないからね、と君は付け加える。 | ||
元々招かれて来たわけではないため、ルシェの傍にいなければ不審に思われてしまう。 | ||
今日のために朝食はとらないで来たにゃ。 | ||
全く……君は、今日の式典がいったいどんなものなのか理解してるのかい? | ||
だいたいわかってるにゃ。堅苦しい話よりもまずはご馳走にゃ。 | ||
ウィズの答えに、君は苦笑を禁じ得ない。 | ||
……それにしても、ここに来ると思い出すことが多い。 | ||
思い出すこと? 何の話にゃ? | ||
それは後で話すよ。さ、行こう。 | ||
それでさっきの話って何にゃ? | ||
うん、あれはいつだったか……ウィズが初めて式典に参加したときのことさ。 | ||
新人だったウィズは、あろうことかここに忍び込んで、さる高名な大賢者様と出くわしたんだ。 | ||
にゃにゃ!? その話は……っ! | ||
師匠のこと、君は気にならないかい? | ||
君はウィズが口を挟む前に、二度、三度と頷いた。 | ||
今は式典や美味しそうな料理よりも、ウィズの昔話のほうが気になった。 | ||
ウィズには悪いけど、君のお弟子さんがそう言うなら話さないわけにはいかないね。 | ||
やめるにゃ! あれは消し去りたい過去にゃ! | ||
偉大な先達を前にしていたにもかかわらず、今日のように料理に目を奪われてしまってさ。 | ||
そ、そんなことないにゃ! ちゃんと気づいていたにゃ! | ||
それでね、この先がもっと面白いんだけど、あろうことかウィズは……。 | ||
にゃっ!? それ以上は言わせないにゃ! | ||
そう言ったウィズが、ルシェに飛びかかっていった。 | ||
おっと……ウィズ、いきなり危ないじゃないか。 | ||
その口を閉じるまで、私は戦うにゃ! | ||
キミも一緒に戦うにゃ! これは師匠命令にゃ! | ||
そこまでしなくても……と君はウィズをなだめる。 | ||
ふむ……それも面白そうだね。 | ||
えっ!? 君はルシェの言葉に耳を疑った。 | ||
君とは前から手合わせしたかったし、これは良い機会かもしれない。 | ||
少しだけ相手になってあげるよ。もちろん、式典の場を乱さない程度にだけどね。 | ||
やる気満々のウィズ、そしてまさかのルシェ。 | ||
……君は観念し、懐からカードを取り出した! | ||
(戦闘終了後) | ||
勝負がついてもなお、ウィズはルシェに飛びかかろうとするので、君は慌ててウィズを抱きかかえる。 | ||
あれは絶対に知られたくないにゃ! 秘密にゃ! | ||
喚きながら暴れ続けるウィズを見て、ルシェは肩をすくめた。 | ||
わかったよ、この話はおしまいにするよ。これでいいかな? | ||
まったく、乙女の過去を暴露しようとするなんて、ありえないにゃ! | ||
まあまあ、となだめながら、君たちは料理のある場所へと移動していく。 | ||
にゃにゃ! いいにおいがsるうにゃ……待ちに待ったご馳走にゃ! | ||
君は、ウィズのために料理を取り分けてあげた。 | ||
にゃは! いただきま~す、にゃ! | ||
ふぅ、どうやら機嫌を直してくれたみたいだね。 | ||
ルシェと君は、ほっと息をつく。 | ||
今日は楽しんでもらえたかい? | ||
君は、もちろんと答える。 | ||
はは、喜んでもらえて良かったよ。僕も連れてきた甲斐があった。 | ||
っと、僕たちも料理を頂こうか。このままじゃウィズに全部食べられてしまうよ。 | ||
そうだね、と君は苦笑する。 | ||
君は、ルシェとウィズと共に、楽しいひとときを満喫したのだった。 |
※話の最初に戻る
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