フラクタル
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黄金の魔道杯ver
№ | 489 | 490 | 491 |
名 | (A)巫女 フラクタル | (A)聖女 フラクタル | (A+)聖なる祈り フラクタル |
AS | ハードラッシュ++ | ハードラッシュ++ | クイックレイジ |
SS | 震える冷気 | 凍える雪風 | 凍える雪風 |
№ | 492 | 5880 | |
名 | (S)聖界の伝道師 シャイア・フラクタル | (L)未来の大聖女 シャイア・フラクタル | |
AS | クイックレイジ | 穢れざる信仰の証 | |
SS | 吹き荒れる吹雪 | 聖なる祈りに神々は応えたまう |
魔道杯神話ver
№ | 3974 | 3975 | 3976 |
名 | (SS)不滅の信仰 フラクタル | (SS+)古代聖界の生き字引 フラクタル | (L)聖皇の預言者 シャイア・フラクタル |
AS | 心の中の神殿 | 精神世界のサンクチュアリ | 精神世界のサンクチュアリ |
SS | 伝え説かれる言葉 | 伝え説かれる言葉 | 光 |
共通情報
名前 | シャイア・フラクタル | CV | - | 種族 | 術士 |
登場 | - | ||||
世界 | 聖界 | ||||
所属 | 伝道師 | ||||
特徴ワード | 聖女はつらいよ | ||||
関連キャラ | ソラナ、ヒカリ、クラリス、シャクティ、ステラ、マーガレット | ||||
セリフ1 | 「ごきげんよう、みなさま。」 | ||||
セリフ2 | 「はあああ~~~……」 | ||||
セリフ3 | 「もう格好付けるのつかれたー、ねえソラナちゃんお菓子あるー?」 | ||||
補足情報 | 幼い頃からあらゆる魔術を叩き込まれた天才的魔法少女。 聖界の神々や世界を、知り尽くし伝え説いている。 普段は「伝道師」に相応しい優雅な振る舞いをするが、 親友の前では子供の様に不満を漏らす。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー
バックストーリー
幼い頃から聖界で育ち、他の異界へと聖界の神々の伝説や
逸話を伝え説いてきたシャイア・フラクタルは、
聖界でただ一人の「伝道師」と呼ばれている。
それはつまるところ、聖界の神々を細部まで知り尽くした
唯一の人物であることの証左であり、
それ故に他の聖女たちや神々からも一目置かれていた。
「ごきげんよう、みなさま」
どこまでも慈しみに満ちた微笑みを浮かべ、
すれ違う神や聖人、神職の人々に丁寧な挨拶をしながら、
フラクタルは聖界の宮殿『エークノーム』の廊下を
ゆっくりとした足取りで歩いて行く。
「フラクタル様は、本当に美しくなられましたなぁ」
「ええ……気品のある、聖界の伝道師にふさわしいお姿になられて。
これで信仰をより集められるというもの」
幼くあどけなかった少女は、今では麗しくたおやかな女性に成長していた。
……だが、誰もが振り返る彼女には、あるヒミツがある。
エークノームにある無数の部屋のひとつ、「星読みの間」。
フラクタルはその扉を開き、優雅にそこへ立ち入ると、
後ろ手にゆっくり扉を閉め――
「はあああ~~~……」
声に出して大きな大きなため息をつきながら、その場にストンとしゃがみこんだ。
「あれっ、シャイアだ」
「ホント?」
盛大なため息を聞きつけたのか、部屋の奥にある大きな天球儀の上から、
ヒカリ・スフィアとソラナ・カルナがひょっこり顔を出す。
二人は聖女であると同時に親友であり、
かつヒカリとフラクタルは遠縁の親戚とでも呼べる関係だった。
だからだろうか、ヒカリは聖界で唯一、フラクタルのことを「シャイア」と呼ぶ。
ヒカリはぴょんと天球儀から飛び降り、座り込んでいるフラクタルへと近づいた。
「なになに、今度はどうしたのよ?」
「……聖界の伝道師にふさわしいお姿になられましたなぁ、とか言われた」
先ほどまでの優雅でしなやかな女性の姿はどこへやら、
フラクタルは子供のように膝にあごを乗せて、ぶー、と不機嫌そうな顔をする。
「いや、褒められてるんだから別にいいじゃない」
「良くないよー! だってさぁ、下界でも他の異界でも、
『ごきげんよう、みなさま』とか普通言わないよ? 堅苦しくってさぁ」
彼女は身振りを交えてヒカリに訴えかける。
続けて彼女は盛大なため息をもうひとつついて、
天球儀の上にいるソラナに声をかけた。
「もう格好付けるのつかれたー、ねえソラナちゃんお菓子あるー?」
フラクタルはヒカリより少し年上で、そのうえ頭ひとつほど背が高い。
さらに言えば、聖界でも数少ない異界の移動が出来る人物でもあった。
そんな偉大な人物が、不満を漏らしてお菓子をねだっている。
その様子がなんだかおかしくて、ソラナは笑いながら返事をした。
「ありますよー、よければお茶もお淹れしましょうか?」
「やった♪ お願いお願い! お砂糖は3つね!」
親友の前では、まだまだ彼女は子供のまま。
ソラナの提案に飛び跳ねて喜ぶフラクタルを見て、親友のヒカリは思う。
こうしていられるのは、いつまでだろう。
でも、願わくば、この時間がずっと続けばいい。
だから、このヒミツは私達だけのものにしよう。
待ちきれずにお菓子をつまむ「伝道師」様を見て、
星読みの聖女は今日もまた苦笑するのだった。
※話の最初に戻る
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