決戦のクロム・マグナ
(0コメント)| 学生たちを避難させ終えた君たちは、再び生徒会室へ集まった。 | ||
![]()  | 諸君、よくやってくれた。おかげで「負の感情」の供給源は絶たれた。 | |
| それで学園長、あの「人格なき悪意」はあれからどうなったんですか? | ![]()  | |
![]()  | 学園内に身を潜めている。「負の感情」や新しい宿主を求めてね。 | |
| それって、また逃しちゃったってことじゃないですか!? | ![]()  | |
| ……全く頼りにならねぇ学園長だぜ。 | ![]()  | |
| 私なんて、てっきりダンケルがやっつけてくれてたのかと思ってたにゃ……。 | ![]()  | |
![]()  | はっははは。さすがの私にもそれは無理だよ、黒猫君。 | |
| 笑い事じゃない気がするにゃ……。 | ![]()  | |
| エマ、何か方法はないのか? | ![]()  | |
![]()  | ……わからない。アムベル様なら何か方法を知っていると思うけど。 | |
| そうだよ学園長、あの理事長って「管理者」なんだろ? どうにかしてくれるんじゃないのか? | ![]()  | |
![]()  | ……いや、アムベルにもあれを始末することは出来ない。それが出来るのは君たちだけなのだ。 | |
| どういうことですか? | ![]()  | |
![]()  | イツキ君、「悪意」の最も対極に位置する感情はなんだと思うかね? | |
| ……「善意」ですか? | ![]()  | |
![]()  | その通り。悲しみには喜び、裏切りには信頼、敵意には愛情……そして闇には光。つまり──。 | |
![]()  | あれだけ強大で深い「悪意」という陰を滅するには、それだけ強い「善意」の光が必要なのだよ。 | |
![]()  | そして、君たち以上に強い光を持つ者を私は知らない。 | |
| つまり、あれは私たち生徒会で倒さないといけないってことね。 | ![]()  | |
| と、その時、生徒会室の扉が突然開いた。 | ||
![]()  | 話は聞かせてもらったぜ、生徒会ーズ! 兄ちゃん、オレの灼熱鉄板パワーを貸してやるぜ! | |
| アキラ! | ![]()  | |
![]()  | 俺の拳も使え! 学園の大一番に番長が出ねぇなんて締まらねぇからな! | |
| 番長はテメェの妹だろうが。 | ![]()  | |
![]()  | ……私も仲間に入れてもらっていいかな? 何も出来ないかもしれないけど……。 | |
| アーシア。お前、傷はもう大丈夫なのか? | ![]()  | |
![]()  | うん。みんなに頼りっぱなしだったから、一緒に戦いたいの。それからもうひとり……。 | |
| と、アーシアの後ろからユキヤが現れる。 | ||
![]()  | あれだけ迷惑掛けたのに、お前はオレを救ってくれた。オレを仲間だって言ってくれた……。 | |
![]()  | イツキ、オレも一緒に戦わせてくれないか? | |
| ユキヤ……もちろん歓迎するよ。よろしく頼む。 | ![]()  | |
| ……仲間が一気に増えたにゃ! | ![]()  | |
| それで学園長、私たちはどうすれば? | ![]()  | |
![]()  | 今、アムベルがマグニフィカト・ケイオス上空に「負の感情」で渦を作ろうとしている。 | |
| そんなことが出来るんですか? | ![]()  | |
![]()  | 昔からネガティブで陰気な女子だったからな、彼女は。そのポテンシャルは底しれないのだよ。 | |
| どんなポテンシャルにゃ! | ![]()  | |
![]()  | 「負の感情」の渦が完成すれば、やつは必ず現れるだろう。そこを迎え討つのだ。 | |
![]()  | 決戦の時は鐘の音を持って知らせる。それまでの間、大いに語り合い、その絆を深めるのだ! | 
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