再会と新たな出会い
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![]() …………。 | ||
| 君はウィズと顔を見合わせた。 | ||
| ここはいったいどこなのだろう? | ||
| 見慣れない場所だ。 | ||
| ウィズとふたりで買い物に出て、甘い焼き菓子を買ったところまでは覚えている。 | ||
![]() | ハーイ♪ | |
| あれはピークにゃ! | ![]() | |
| 少し先で手を振る女性──君はその顔に見覚えがあった。 | ||
| プレミアムピークのひとり、アーモンドピークだ。 | ||
![]() | いらっしゃい。 | |
| ……いらっしゃいって、どういうことにゃ? | ![]() | |
| よくよく見てみると、ピークのすぐ側にプレミオの姿もあった。 | ||
| それと見慣れない少女も。 | ||
| あれは誰にゃ? | ![]() | |
![]() | 私はラヴリ。よろしくお願いしますね、ええっと……魔法使いさん。 | |
| 君は自己紹介とウィズの紹介をする。 | ||
![]() | いきなりごめんなさい。驚かせちゃったみたいで……。 | |
| 驚いているどころじゃないにゃ。ここはどこにゃ! | ![]() | |
| 君はウィズを窘めながらも、同様の疑問を抱いていた。 | ||
| 全く見知らぬ土地に来て、戸惑いがないといえば嘘になる。 | ||
![]() | ここはスィー島。お菓子でできた甘い島なんです。 | |
![]() | 少し込み入った事情があってな。私たち──いや、ラヴリの魔法で君たちが呼ばれたんだ。 | |
| ……どんなすごい魔法にゃ。無茶苦茶にゃ。 | ![]() | |
| 確かに……だが、君が疑問を投げかける前に、再びラヴリが口を開く。 | ||
![]() | 助けてくれる人を呼ぼうとしたら、デザートンに妨害されちゃって……。 | |
| ちょっと待つにゃ。スィー島やらデザートンやら、話が全く見えないにゃ。 | ![]() | |
![]() | ふむ。では歩きながら話そう。この大峡谷を越えた先に街がある。 | |
![]() | 魔法使いさんが来てくれるなら、どうにかなりそうね。 | |
| 君は漠然とした不安を抱きながら、わかった、とだけ口にした。 | ||
| 何が待ち受けているかはまた見えていないが、ついていくしかない。 | ||
目次 >> [お菓子は誰のもの?] | ||
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