モストロ
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ハロウィンver
№ | 2811 | 2812 | 2813 |
名 | (A)怪人シェフ モストロ | (A)極大包丁料理人 モストロ | (A+)烈火の怪物料理人 モストロ |
AS | 死臭スパイス | 死臭スパイス | 劫火散るキッチン捌き |
SS | 恋人は料理だけ! | 恋人は料理だけ! | 恋人は料理だけ! |
№ | 2814 | ||
名 | (S)鉄人ゾンビ料理長 モストロ・シン | ||
AS | 劫火散るキッチン捌き | ||
SS | いただきますはどうした!? |
聖なるケーキver
№ | 5221 | 5222 | 5223 |
名 | (S)在りし日の モストロ | (S+)いちごに感謝を捧げる モストロ | (SS)ケーキもお手の物 モストロ |
AS | 愛という名の調味料 | 愛情あふれる包丁捌き | 愛情あふれる包丁捌き |
SS | いちごが俺に呼びかける! | いちごが俺に呼びかける! | いただきますを忘れるな!! |
№ | 5224 | ||
名 | (L)聖夜のパティシエ モストロ・シン | ||
AS | 愛情あふれる包丁捌き | ||
SS | いただきますを忘れるな!! |
共通情報
名前 | モストロ・シン | CV | - | 種族 | 魔族 |
登場 | - | ||||
世界 | - | ||||
所属 | レストラン『アンデッド』の料理長 | ||||
特徴ワード | 料理へ愛情!! | ||||
関連キャラ | マレーナ | ||||
セリフ1 | 「いただきますも言えないのか!?」 | ||||
セリフ2 | 「……ひょっとしてスパイか?」 | ||||
セリフ3 | 「……ついに判ったぞ、君の正体が!」 | ||||
補足情報 | レストラン『アンデッド』で料理長を務めている熱血料理馬鹿。 自分の考え方に固執しがちで、やや懐疑的な性格。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー
いただきます――
「最近の客はそんなことも言えないのか? 食べる前の挨拶もろくにできないなんて、人格を疑われるぞ」
ゴシックホラー・レストラン『アンデッド』の料理長、モストロは、
包丁をせわしなく動かしながらそう呟いた。
「金を払っているんだから、料理人に礼を言ってどうする?」
とのことらしいが、そもそも意味を取り違えている。
我々は生き物を殺めて、生き永らえているのである。
(モストロはゾンビなので既に死んではいるが……)
「いただきます」というのは、奪った命に対して
「(あなたの命を)いただきます」という感謝の言葉であり、
決して作った者に対しての労いの言葉ではない。
そんな些細なことが気にかかるほど、モストロは苛立っていた。
なぜか最近、客がぐんと増え、連日尋常ではない忙しさだったからだ。
モストロにはこの混雑の原因が何であるか察しがついていた。
少し前にマレーナという色気のあるウェイトレスを雇ったのだ。
男性客ばかりが増えたので、彼女が原因なのは間違いない。
モストロは彼女のことが嫌いというわけではない。
マレーナは働き者である。
しかし、モストロには一つだけ気になることがあった。
それは、『視線』である。
客からオーダーを取り、料理を取りにくる際、
厨房の中に――特にモストロの方へ――熱い視線を向けるのである。
「(あの女、俺の秘伝のレシピを盗もうとしてるな? ……ひょっとしてスパイか?)」
しかもこんなことを聞かれたことがある。
「お休みの日ってなにされてるんですか?」
「(食べ歩きに決まってるだろ?
……俺の情報収集のノウハウを簡単に漏らしてたまるか)」
そんな疑念が頭から拭えない彼は、
マレーナの正体を確かめようと、ある作戦を思い立つ。
彼女がどんな意図で付きまとっているのか、
料理を食べる際の反応を見て尻尾を掴もうというのだ。
「ハロウィン明けに仕込んでる新メニューを食べさせてみよう」
――そして、試食会が始まった。
マレーナの前に、ゲテモノ料理が並べられる。
(頬が紅潮してるな!? やはり俺のレシピが目的か?)
続いて捨て身の作戦、料理の説明だ。
しかし、彼女の顔からは先ほどまでの高揚感が嘘のように消え失せ、
代わりに悲哀感さえにじみ出てきた。
(……どうした? まさか、俺の料理が目的じゃないのか?)
そしてついにモストロのスープが、マレーナのふっくらした唇に運ばれる。
その時である。
「ストップ!」
突然モストロは彼女の食事を遮った。
「ちょっと待った! ……ついに判ったぞ、君の正体が!」
「え!?」
「君はスパイ以前に……いただきますも言えない女性だったんだな!?」
マレーナには一体なんのことかさっぱり解らない。
ただ、モストロの料理への愛情が並大抵ではないということだけは、
彼女にも充分理解できた。
※話の最初に戻る
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