プロローグ (クロム・マグナⅢ)
(0コメント)![]() | これは……覚えのあるパターンにゃ | |
| ──魔道士ギルドの仕事を終えた君たちは、街に戻るべく、林を歩いているところだった。 | ||
| ──そこで突如、懐に収めていた紙切れから魔力があふれ出したのだ。 | ||
![]() | ||
| ──クロム・マグナ魔道学園……かつて君が救った異界の学園の、学生証だ。 | ||
| ──あふれ出る魔力は、学生証の上に輝く文字を浮かび上がらせている。 | ||
| ──『クロム・マグナ臨海学校にご招待!』 『参加されますか? ①はい ②いいえ』 | ||
![]() | 久しぶりにイツキたちの顔を見るのも、悪くなさそうにゃ | |
| ──そうだね、と君は笑顔でうなずき、『①はい』の文字に触れた。 | ||
| ──瞬間、視界がぐにゃりと歪んだかと思うと、周囲の風景が、森ではなく平原に変わっていた。 | ||
![]() | うわっ!? | |
![]() | なんだいきなり……って、魔法使い!? はは、しばらくだな! | |
| 黒猫さんも! また来てくれたんだね! | ![]() | |
![]() | ってことは……学園長が呼んだのかな? | |
| こんなことができるのは、あのおっさんくらいだろ。 | ![]() | |
| なんであれ、また会えてうれしいわ。 | ![]() | |
| 今、ダンケル学園長の発案で臨海学校に向かっているところなの。 | ![]() | |
![]() | 三泊四日の合宿さ。ま、避暑がてらってとこだな。 | |
![]() | いちおう、勉学に励むための強化合宿って話だけどね。 | |
| いーじゃんいーじゃん、みんなで楽しく遊ぼーよ! | ![]() | |
| 海か……海の獣とたわむれるのも、ま、悪くねぇな……。 | ![]() | |
| ──わいわいと騒ぐ生徒会の面々。そのなかに、見知らぬ少女がいることに、君は気がついた。 | ||
| ──君の視線を受けて、その少女は、ズバッ! と全力で敬礼する。 | ||
![]() | ||
![]() | あ、どーも! はじめまして、魔法使いセンパイ! | |
![]() | あたし、ノア! 生徒会の新人、ノア・アームストロングです! よろしく! | |
コメント
旧レイアウト»
0
コメントを書き込む
