ルートヴィッヒ
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№ | 3162 | 3163 | 3164 |
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名 | (S) 怜悧な副官 ルートヴィッヒ | (S) 猛将の右腕 ルートヴィッヒ | (S+) 覇気なき策士 ルートヴィッヒ |
AS | クレバースタッブ | クレバースタッブ | テクニカルスラスト |
SS | 軍略眼 | 軍略眼 | 軍略眼 |
№ | 3165 | 4598 | |
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名 | (SS) 慧眼明徹 ルートヴィッヒ・ロメオ | (L) 炯眼冷徹 ルートヴィッヒ・ロメオ | |
AS | テクニカルスラスト | エンシェントエッジ | |
SS | 軍星真眼 | 冥星両断 |
共通情報
名前 | ルートヴィッヒ・ロメオ | CV | - | 種族 | 戦士 |
登場 | GateDefenders 境界騎士団 | ||||
世界 | クエス=アリアス | ||||
所属 | 境界騎士団員 | ||||
特徴ワード | 効率的、堅実家 | ||||
関連キャラ | GateDefenders 境界騎士団 | ||||
セリフ1 | 「弱っている敵から順番に倒していきましょう。効率よく、まずは右から──」 | ||||
セリフ2 | 「面白い戦がお望みなら、白鳥の格好でもして戦ってください」 | ||||
セリフ3 | 「あぶね! こんな凶暴な霊獣、見たことねぇよ!」 | ||||
補足情報 | - |
パーソナルストーリー

バックストーリー
朽ちた城を揺るがして、竜が暴れる。
鉤爪の生えた腕や暴雷の吐息をかわしながら、ロベルトは反撃を叩き込んでいく。
「やりやがる……! こいつァ、腕の1本くらい持っていかれるかもなぁ!」
「そしたら、あなたの戦力、半減じゃないですか」
あきれたような声とともに、青年がロベルトの隣に並んだ。
「ルートヴィッヒ!」
彼だけではない。
魔道士ギルドから派遣された魔道士たちが数名、広間になだれ込み、竜を取り囲むように展開する。
「おいおい、おまえが抜けたら右翼の指揮はどーすんだよ」
「それはアンタに言いたいよ。とりあえず指示は出しておきましたんで、しばらくは大丈夫でしょう」
あっさりと言うが、いかに優勢とはいえ、指揮官不在の状況で戦い抜けるようにするのは容易なことではない。
ルートヴィッヒは不測の事態に備え、そうした状況下での戦い方を配下に仕込んでいるのだ。
竜が腕を横薙ぎに振るってくる。ロベルトはかいくぐり、ルートヴィッヒは跳躍してかわした。
直後、2人の剣が同時に走り、竜の腕を上下から挟み撃つ──そのまま、見事に斬断してのける。
「やっぱいいねぇ、こういう戦は。血がたぎるぜ」
「僕は、血のたぎらない戦の方が気が楽でいいですよ」
「楽かもしれんが、面白くねぇだろ?」
「面白い戦がお望みなら、白鳥の格好でもして戦ってください」
「ニワトリの方がウケるんじゃねぇか」
「そういう話はしてねえよ」
くだらない会話を交わしながらも、ふたりは竜を相手に的確な連携を見せる。
長いこと、同じ修羅場を乗り越えてきたのだ。
互いがどう動くかは知り尽くしている。
(もっとも……あのときは、別だったけど)
──宮殿に『歪み』が発生したとき。
『歪み』から現れようとする『大物』の存在を知り、ひとり『歪み』に飛び込んだロベルト
──直後、それを見たルートヴィッヒも『歪み』に身をおどらせていた。
『アンタ1人じゃ、時間稼ぎできるかどうかバクチでしたからね。より堅実な作戦にするために来たんです』
驚くロベルトに憮然として告げながら──ルートヴィッヒ自身、意外に感じていた。
彼はずっと、自分には『勢い』が足りないと考えていた。
効率的かつ堅実な行動を旨とするがゆえ、ロベルトのように大胆不敵な行動に出られない自分を、ふがいなく思っていた。
だが、あのとき。
ロベルトの意図を察するや、身体が自然に動いていた。
「そうせねば」と思った──ただそれだけの理由で。
あれ以来、心なしか余裕ができたように思う。発想が柔軟になったし、時として大胆な作戦を立案することもできるようになった。
自分にはないと思っていた『勢い』が、あれをきっかけに身についたのかもしれない。
協力して『大物』を倒した2人は、狭間をさまよっていたところをオルハに拾われた。
そして境界騎士団の存在を知り、参加を表明した。
ロベルトは『楽しそうだから』というロクでもない理由だったが、ルートヴィッヒは、『新たな自分を試してみたいから』だった。
ただ……
「おい、あいつの吐息ウゼぇぞ。なんかうまいもんでも食わせて封じろ」
「じゃあアンタが食われといてください。マズそうだけど」
このバカと話していると──自分が成長したのかそうでないのか、正直よくわからなくなる。
鉤爪の生えた腕や暴雷の吐息をかわしながら、ロベルトは反撃を叩き込んでいく。
「やりやがる……! こいつァ、腕の1本くらい持っていかれるかもなぁ!」
「そしたら、あなたの戦力、半減じゃないですか」
あきれたような声とともに、青年がロベルトの隣に並んだ。
「ルートヴィッヒ!」
彼だけではない。
魔道士ギルドから派遣された魔道士たちが数名、広間になだれ込み、竜を取り囲むように展開する。
「おいおい、おまえが抜けたら右翼の指揮はどーすんだよ」
「それはアンタに言いたいよ。とりあえず指示は出しておきましたんで、しばらくは大丈夫でしょう」
あっさりと言うが、いかに優勢とはいえ、指揮官不在の状況で戦い抜けるようにするのは容易なことではない。
ルートヴィッヒは不測の事態に備え、そうした状況下での戦い方を配下に仕込んでいるのだ。
竜が腕を横薙ぎに振るってくる。ロベルトはかいくぐり、ルートヴィッヒは跳躍してかわした。
直後、2人の剣が同時に走り、竜の腕を上下から挟み撃つ──そのまま、見事に斬断してのける。
「やっぱいいねぇ、こういう戦は。血がたぎるぜ」
「僕は、血のたぎらない戦の方が気が楽でいいですよ」
「楽かもしれんが、面白くねぇだろ?」
「面白い戦がお望みなら、白鳥の格好でもして戦ってください」
「ニワトリの方がウケるんじゃねぇか」
「そういう話はしてねえよ」
くだらない会話を交わしながらも、ふたりは竜を相手に的確な連携を見せる。
長いこと、同じ修羅場を乗り越えてきたのだ。
互いがどう動くかは知り尽くしている。
(もっとも……あのときは、別だったけど)
──宮殿に『歪み』が発生したとき。
『歪み』から現れようとする『大物』の存在を知り、ひとり『歪み』に飛び込んだロベルト
──直後、それを見たルートヴィッヒも『歪み』に身をおどらせていた。
『アンタ1人じゃ、時間稼ぎできるかどうかバクチでしたからね。より堅実な作戦にするために来たんです』
驚くロベルトに憮然として告げながら──ルートヴィッヒ自身、意外に感じていた。
彼はずっと、自分には『勢い』が足りないと考えていた。
効率的かつ堅実な行動を旨とするがゆえ、ロベルトのように大胆不敵な行動に出られない自分を、ふがいなく思っていた。
だが、あのとき。
ロベルトの意図を察するや、身体が自然に動いていた。
「そうせねば」と思った──ただそれだけの理由で。
あれ以来、心なしか余裕ができたように思う。発想が柔軟になったし、時として大胆な作戦を立案することもできるようになった。
自分にはないと思っていた『勢い』が、あれをきっかけに身についたのかもしれない。
協力して『大物』を倒した2人は、狭間をさまよっていたところをオルハに拾われた。
そして境界騎士団の存在を知り、参加を表明した。
ロベルトは『楽しそうだから』というロクでもない理由だったが、ルートヴィッヒは、『新たな自分を試してみたいから』だった。
ただ……
「おい、あいつの吐息ウゼぇぞ。なんかうまいもんでも食わせて封じろ」
「じゃあアンタが食われといてください。マズそうだけど」
このバカと話していると──自分が成長したのかそうでないのか、正直よくわからなくなる。
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