ファーブラ編
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卿、トァラを知らぬか? | ![]() | |
![]() | いえ、存じ上げません。探させましょうか? | |
よい。いないのなら、我々だけで出撃する。此度の敵は──。 | ![]() | |
![]() | ええ、〈イグノビリウム〉……名を持たぬ者たち。 | |
ルヴァルたちにとって、〈イグノビリウム〉の存在は厄介なものだった。 | ||
破壊、暴虐、蹂躙……彼らは、何もかもを踏み潰していく。 | ||
脅威的な勢いと圧倒的な物量をもって……。 | ||
![]() | あの者どもは、人間と共通の言語を使用しない点で、彼らにとっても面倒でしょう。 | |
我々だけで殲滅するにしても……相手が悪い。 | ![]() | |
生命であるのは〈イグノビリウム〉。ほか全ては生命であると認識されない。 | ||
それはつまり、踏み潰そうと破壊しようと、彼らの目に留まらないということ。 | ||
……トァラがいれば、〈イグノビリウム〉を御しやすいのだが、致し方ない。 | ![]() | |
卿、参戦できる者を集めておいてくれたまえ。 | ![]() | |
![]() | しかし、アウルム卿。人の世に干渉しすぎでは……。 | |
アレらが現れた以上、そうも言っていられない。幸い、"いい"人間がいる。 | ![]() | |
ルヴァルは表情を崩すことなく、そう言った。 | ||
いい人間──プルミエは、疑いもせずそうなのだろうと受け入れる。 | ||
![]() | では、アウルム卿。集め次第、大陸に向かうのですね? | |
無論だ。 | ![]() | |
恐らく魔法、特殊な力を失った人間が、〈イグノビリウム〉を倒すのは手間だろう。 | ||
それゆえ、力ある彼らが手を貸さなければならない。 | ||
世は、〈イグノビリウム〉のために存在しているのではない。 | ||
彼らは、彼らの住まう場所に送り返さなければなならい。 | ||
![]() さあ、ゆくぞ。アレらを討滅し、秩序を保つのだ。 |
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