テネブル
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№ | 3746 | 3747 | 3748 |
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名 | (S)CODE:テネブル《亡念の匣》 | (S+)CODE:テネブル《滅者の檻》 | (SS)CODE:テネブル《永逝の封櫃》 |
AS | メメント・モリ | モルス・ケルタ | モルス・ケルタ |
SS | 生を蝕む無の衝動 | 生を蝕む無の衝動 | 胎動する虚ろな魂 |
№ | 3749 | 3750 | 5052 |
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名 | (SS+)CODE:テネブル《虚界の揺籃》 | (L)AbCd-Ξ:《死の永夢 テネブル》 | (L)AbCd-Ξ:《朽ちゆく神骸 テネブル》 |
AS | ヴェニタス・ヴァニタートゥム | ヴァニタス・ヴァニタートゥム | オムニア・ヴァニタース |
SS | 胎動する虚ろな魂 | 輪廻する死の回帰 | 帰依なき流転輪廻 |
冥世ver
協力バトルシーン

共通情報
名前 | テネブル | CV | - | 種族 | AbCd |
登場 | Abyss Code 冥世の天蓋 | ||||
世界 | - | ||||
所属 | - | ||||
特徴ワード | 死を恐れる生命の搾取者 | ||||
関連キャラ | ニレイヌ | ||||
セリフ1 | 「生キタイ――。」 | ||||
セリフ2 | - | ||||
セリフ3 | - | ||||
補足情報 | 圧倒的な力を以てあらゆる物を死に変えてきた魔神。 ある大魔道士により封印されるが その時始めて「死」を認識し、生への渇望から再び復活する。 |
パーソナルストーリー

バックストーリー
冷たく暗く厚い、狭小で閉塞的な柩にテネブルは封じられた――。
テネブルはその異界に生まれ堕ちて以来、
あらゆる生命を葬り、その魂を喰らってきた。
生を死へ、希望を絶望へと変換し、己の糧として内包してきた。
彼は圧倒的な力を以て、その異界における支配構造の頂点にあった。
もっとも、その世を統べる意志などテネブルには毛頭なかった。
眼前の生あるものを葬り去る事のみが彼の存在理由であり、
そこに善や悪といった概念の介入する余地はなかった。
それは捕食者と被食者という関係ですらなかった。
そこにあるのはただ、一方的な生命の搾取だった。
彼はその異界における恐怖の象徴であり、闇の象徴であり、
死の概念そのものであった。
人々は彼を怖れ、畏れ、やがて崇めた。
いくつかの星が誕生し、それがやがて消滅し、
その残滓が集まって渦を巻き、新たな星として誕生する
――それほどの永い間、テネブルはその異界に「死」としてあり続けた。
しかし、あらゆる事象に終末は訪れる。
誕生は終末へ向かう始点に過ぎない。
圧倒的な力を以て異界の頂点に君臨し続けたテネブルとて、その理の掌中にある。
彼に終末をもたらしたのは、見るからに堅牢な、不吉な柩を曳く大魔道士だった。
テネブルにとってそれは初めて出会う、死を恐れない存在だった。
そして長い長い戦いの末、その大魔道士はテネブルを柩に封じ、
遥かなる死の漂着地へと流した。
かくしてテネブルは、自ら「死」を味わう事となった。
冷たく、暗く、狭小で閉鎖的な柩の中で、彼は初めて死、という概念を理解した。
彼はそれまで、生という概念すら認識したことがなかったのだ。
生キタイ――。
流れ着いた異界の果てで、ただの骸と成り果てたその姿で、
彼はなお一層強く、そう思った。
そしてその意志の力が、重く分厚い柩の蓋を、
ゆっくりと、微かに――押し上げた。
※話の最初に戻る
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