ペポ
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№ | 2795 | 2796 | 2797 |
名 | (B)カボチャ猫 ペポ | (B+)ゴスロリ猫女 ペポ | (A)可憐な南瓜 ペポ |
AS | ランタン・ウォーム | ランタン・ウォーム | ファイアボール・シャワー |
SS | 空室はございません | 空室はございません | 空室はございません |
№ | 2798 | ||
名 | (S)老舗宿の看板猫娘 ペポ・ラテルネ | ||
AS | ファイアボール・シャワー | ||
SS | いわく付きのお部屋なら…… |
共通情報
名前 | ペポ・ラテルネ | CV | - | 種族 | 魔族 |
登場 | - | ||||
世界 | - | ||||
所属 | 宿屋の看板娘 | ||||
特徴ワード | 誰でもお迎え看板娘 | ||||
関連キャラ | - | ||||
セリフ1 | 「私がこんな格好しているのが悪いのかしら?」 | ||||
セリフ2 | 「もう旦那様ったら~♪」 | ||||
セリフ3 | 「そんな、うちはどんな方でも大歓迎です!」 | ||||
補足情報 | 森の奥深くにあるゴシックホラー調の宿屋に勤めている、カボチャ猫。 威勢よく温かく誰でもおもてなしする。 着ている衣装は宿屋の主人が客寄せのためにあつらえたもの。 |
パーソナルストーリー
バックストーリー
「今日は年に一度のハロウィンだと言うのに、全くお客さんが来ませんね?」
そう嘆いたのはこの宿の看板娘であるカボチャ猫のペポである。
ただでさえ森の奥深くにあるというのに、ゴシックホラー調の外観が災いしてか、
巷では、『ゴーストハウスがある』という噂が立ち、客足を遠のかせているのだ。
おまけに悪戯好きな子供たちの恰好の肝試しコースにまでなっている。
「私がこんな格好しているのが悪いのかしら?」
そう口に出してみるものの、宿主に客寄せのため着せられた衣装に
彼女は満更でもないようだ。
「おい、お客様を迎えに行ってくれ」
なんと久しぶりに宿泊客が見えるという。
宿主はサプライズ好きのペポを喜ばすために黙っていたらしい。
「もう旦那様ったら~♪ それじゃあさっそく迎えに行ってきますね♪」
日も暮れかかる森の中へとペポはランタンを手に迎えに出た。
目的地である湖畔に着き、約束の時間が過ぎたが、ついにお客は現れなかった。
「また子供たちの悪戯かしら……」
肩を落とすペポが家路につこうとした時である。
持っていたランタンの火が揺れたかと思うと、
炎が人魂のようになり飛び出してきたのである。
怖くなったペポは大慌てで宿へと逃げ帰った。
どうしたのかと驚く宿主に事の子細を
しどろもどろになりながら話していると――突然ドアが鳴った。
トントン……トントン……
「来た~!」
見間違えだ、第一人魂にノックをする手があるものか。
そう訝しがる宿主にペポは必死に食い下がる。
「見間違えなんかじゃないもん!」
宿主になだめられ、ペポは恐る恐るドアを開けてみる――
すると、そこには――ゆらゆらと揺れる
カラフルな人魂が漂っているではないか。
その人魂にはどこか違和感があった。
全く恐怖や嫌悪というものが感じられないのだ。
それどころか、どこか温かみさえ漂わせている。
その理由がペポにはすぐに判った。
炎の中心にはハートの形が浮かび上がっていたのだ。
「遅れて申し訳ありませんでした」
不意に話かけてきたハート型の人魂に、ペポは驚きを隠せない。
「評判のお宿に泊まってみたいと思い予約をしたのですが、
いざ約束の日を迎えてみると、果たして我々のような者が
お泊りしていいものか不安になってしまいまして……」
「そんな、うちはどんな方でも大歓迎です!」
「ほ、ほんとですか!?」
人魂はペポの優しい言葉に、
火事になるのではないかと心配するほど狂喜乱舞した。
それからというもの、古宿には噂を聞きつけた
あらゆる異界からのお客が引っ切り無しに訪れるようになった。
そして今年のハロウィンも――
「いらっしゃいませ!」
異形の者たちで溢れかえる宿内に、ペポの威勢のいい声が幾度となく鳴り響いた。
※話の最初に戻る
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