ペコナ
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名 | (S)夢誘いの泡羊 ペコナ | (S)ふわふわの巻き角 ペコナ | (S+)幸福のシャボン玉 ペコナ |
AS | ヒツジを数えよう♪ | ヒツジを数えよう♪ | ぐっすり☆スヤスヤ |
SS | シープ・イン・ザ・バブル | シープ・イン・ザ・バブル | シープ・イン・ザ・バブル |
№ | 3258 | ||
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名 | (SS)初夢に願う羊娘 ペコナ・シャポナ | ||
AS | ぐっすり☆スヤスヤ | ||
SS | ソープストリーム・バリア |
共通情報
名前 | ペコナ・シャポナ | CV | - | 種族 | 妖精 |
登場 | - | ||||
世界 | ふにゃふにゃした柔らかな生き物だけが住む異界 | ||||
所属 | - | ||||
特徴ワード | 安心が熟睡のコツ | ||||
関連キャラ | - | ||||
セリフ1 | 「1匹…2匹…3匹…」 | ||||
セリフ2 | 「ムーテン、元気にしてるかなあ……」 | ||||
セリフ3 | 「あいかわらず、ふわふわだね?」 | ||||
補足情報 | - |
パーソナルストーリー

バックストーリー
ふにゃふにゃした柔らかな生き物だけが住む異界にも長く厳しい冬が訪れました。
この異界で新しい年を迎えて最初の夜のことです。
羊の妖精ペコナは、素敵な初夢を見ようとベッドに潜り込みました。
しかしいくら経ってもなかなか寝付くことができません。
それには訳がありました。
つい先日、ペコナの一番の親友だったヒツジのムーテンが、
遠い所へ引っ越していってしまったのです。
「ムーテン、元気にしてるかなあ……」
寂しさを紛らわすように、
ペコナは大好きなシャボン玉作りを始めました。
「シャボン玉がひとつ……シャボン玉がふたつ……
シャボン玉がみっつ……ふぁ~」
ようやく眠くなってきたようです。
「眠れないときは数をかぞえるといいっていうもんね……ふぁ~」
大きなあくびをしたペコナが、
舞い上がっていくシャボン玉に目をやったときでした。
弾け飛ぶ寸前のシャボン玉の中に、
お友だちのムーテンの姿を見たのです。
「ムーテン? でもそんなはず……」
ムーテンの姿を捜して、ペコナは再びシャボン玉を作り始めました。
するとやはりシャボン玉の中にムーテンは現れます。
「なにか私に言いたいみたいだけど、なあに?」
ムーテンが何か答えよとすると、シャボン玉は弾け飛んでしまいます。
ペコナはいくつもいくつもシャボン玉を作っては、
泡の中のムーテンに問いかけました。
「なにか言いたいことがあるの? ねえ? 答えてよ~」
涙声で打ち上げた最後のシャボン玉。
それは不思議なことにいくら経っても割れません。
「ほら早く! 今なら話せるでしょ?」
するとペコナ声に応えるかのように、
泡の中のムーテンがピクピクと動きました。
「あ、動いちゃダメ! シャボン玉が割れちゃう!」
パーンッ! 無情にもまたシャボン玉は割れてしまいました。
「そ、そんな……」
ペコナの瞳から大粒の涙が落ちました。
すると……
「冷たいっ!」
どこからか可愛い声が聞こえてきたではありませんか?
「え!? 今の声?」
下を見たペコナの前には、
大好きなムーテンの姿があったのです。
「会いに来てくれたのね?」
「ずっと君の足元にいたんだけどね。ぜんぜん気付いてくれないんだもん」
ペコナが寂しがってばかりいるという噂を聞きつけたムーテンは、
彼女を励まそうと会いにきたのです。
「もう、どこにも行っちゃヤダよ。ずっとずっと一緒にいようね!」
ペコナはムーテンの柔らかい体をギュッと抱きしめました。
「あいかわらず、ふわふわだね?」
「ちょっと濡れちゃったけどね」
それから夜が更けるまで、
ふたりはシャボン玉をいっぱい作って遊びました。
「ムーテンが一匹……ムーテンが二匹……ムーテンが三匹……」
「ボクは一匹しかいないんだけどね」
「そうだね……でもこれは眠れるおまじないだから」
ふたりはいつの間にか眠りに落ちていました。
抱き合って眠るふたりの初夢――
それはきっと神様が素敵な夢を見せてくれることでしょう。
※話の最初に戻る
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