ピエラ・サバタ編
(0コメント)![]() だれ? | ||
| 魔道艇で奥まで進み、辿り着いた場所には風変わりな女性がいた。 | ||
![]() | ……誰にゃ? | |
| わたしはピエラ。この島を管理しているの。 | ![]() | |
![]() | 管理? ここは君の島なのかにゃ? | |
| そう。わたしの島。 | ![]() | |
| わたししかいないけれど……。 | ![]() | |
| 目を伏せて、見るからに落ち込む少女。 | ||
| 君は、困惑してどうしようかとウィズを見た。 | ||
| だれも……ここ百年くらいだれも来ないから、そろそろ忘れられてるかなって……。 | ![]() | |
![]() | 忘れられてるっていうか誰もここに来られなかったって話にゃ! | |
| ……ひとりぼっちは結構つらいのよ。 | ![]() | |
![]() | そ、そう言われても困るにゃ……。 | |
| ……ところで何をしに来たの? | ![]() | |
![]() | 何をって……神秘的なところだから、何かあるだろうと思って来ただけにゃ。 | |
| そう。自分の家だと思って、楽にしていいから。長い時間いていいから。 | ![]() | |
| 君はピエラに腕を掴まれ、狼狽する。 | ||
![]() | ……た、大変なところに来ちゃったみたいにゃ。 | |
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