シーラ
(0コメント)№ | 2058 | 2059 | 2060 |
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名 | (S)ほんわか調香師 シーラ | (S)熟練調香師 シーラ | (S+)安らかなる清香 シーラ |
AS | 鋭気の香 | 鋭気の香 | 勇気の芳香 |
SS | スイート・パフューム | スイート・パフューム | スイート・パフューム |
№ | 2061 | 5491 | |
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名 | (SS)虹の芳香 シーラ・フリール | (L)千色麗香の調香師 シーラ・フリール | |
AS | 勇気の芳香 | 闘志の勲香 | |
SS | シュガーリィ・フレグランス | センチメンタル・フレグランス |
共通情報
名前 | シーラ・フリール | CV | 佐土原 かおり | 種族 | 術士 |
登場 | 天上岬2 ~しあわせのラストノート~ | ||||
世界 | 冒険と探求のある異界 | ||||
所属 | 調香師 | ||||
特徴ワード | 貴方の本当に必要な事は? | ||||
関連キャラ | 天上岬2 ~しあわせのラストノート~ | ||||
セリフ1 | 「虹の香り好きですか?」 | ||||
セリフ2 | 「あなたさまの心が今、本当に求めていた香りなのです」 | ||||
セリフ3 | 「あらら、お気に召しませんでしたか?」 | ||||
補足情報 | 「顧客の希望」ではなく、「顧客の本当に必要なもの」を提供するという 変わったスタイルを持つ調香師の少女。 様々な知識を内包しており、調香師としての腕も高く、落ち着いた雰囲気を持っている。 | ||||
![]() | <教えて! バロン> 【Q9】シーラはファムやフェルチの知り合いですか( ゚Д゚y)y !?? 【A9】シーラはリリー姉妹やベアードなどの技術や知識を受け継いだ、 より後の時代の調香師だという話だぞ。 様々な時代、時空を越えて精霊を呼び出すのが我々の使う魔法なのだ。 | ||||
(※2014ねこまつりGP人気投票 コメント) | |||||
![]() | あなたはどれがお好みかしら? 虹色の香り、お届けしますよ~♪ | ||||
![]() | みなさんの好みがだんだんわかってきましたよ♪ 次は頑張ります♪ |
パーソナルストーリー

バックストーリー
「その者の心にふさわしい香りを作るというのは、おまえか」
瓶や壺、薬草や木の実が所狭しと並べられた香水工房。
訪れた男の言葉に、工房の主たる少女は、ふんわりと微笑んだ。
「はい。どんな香りをお作りいたしましょう?」
「心に何も感じなくなる香りがいい」
男は、絶望にまみれきった声で言った。
「私は兵士だが、今度、王の命令で、ある村を焼き討ちすることになった。
見知らぬ村とはいえ、いい気分がするものじゃない。
だから、何も感じなくなる香りがいい」
「わかりました」
少女はうなずき、ゆるりと手を振った。
すると、その動きに合わせて、色とりどりの小瓶が三日月状に宙に並ぶ。
少女は、そのなかから1つの小瓶をつかみ取り、蓋を開いた。
「では、あなたさまには、こちらの香りを」
少女が小瓶をさあっと振ると、中身は輝く霧と化し、男を包んだ。
たちまちかぐわしい香りに包まれて、男は、ハッと目を見張る。
「この香りは……俺の故郷の村のにおいじゃないか……!」
激しい郷愁の念に撃たれ――男は顔を手で覆い、嗚咽をこぼした。
「どうしてだ……なぜ、俺に故郷を思い出させる!」
「わたくしは、お客さまが心から望む香りを作ります」
少女は、震える男を優しく見つめながら、言った。
「その香りは、あなたさまの心が今、本当に求めていた香りなのです」
それを聞いて――男は、恥も外聞もなく、座り込んで号泣した。
――工房を去った男がどうしたのか、少女は知らない。
ただ、その後、どこかの村が焼かれたという話を聞くことはなかった。
※話の最初に戻る
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