アルル
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クリスマスver
№ | 3128 | 5382 |
名 | (SS)雪上の凱歌 アルル・アーガイル | (L)雪崩れ込む凱旋 アルル・アーガイル |
AS | すすめ! すすめ! ふんさいだ☆ | みんなでいっしょに大乱戦☆ |
SS | 声あげてぇー! 行軍歌はじめッ! | 勝利の叫びだ、えいえいおー! |
共通情報
名前 | アルル・アーガイル | CV | - | 種族 | 戦士 |
登場 | - | ||||
世界 | 冒険と探求のある異界 | ||||
所属 | 王立遠征隊 師団長 | ||||
特徴ワード | 目標に邁進する遠征者 | ||||
関連キャラ | ヴァレンティナ、アビー | ||||
セリフ1 | 「よしよし、いい子だね」 | ||||
セリフ2 | 「休憩は終了! さぁ次の目標ポイントに向けて出発だ」 | ||||
セリフ3 | 「私たちはベストを尽くしたんだ。他の子も、ね。結果はきっとついてくるはずだ」 | ||||
補足情報 | 王政府による遺跡発掘を目的とした遠征隊の師団長 地上を猛スピードで走る大型の騎鳥ガルーマ(名前:オット―)を相棒とし、 遺跡発掘の為、各地を冒険している。 | ||||
(※2014ねこまつりGP人気投票 コメント) | |||||
[投票前] | 立ち止まってなんかいらんない! どんどんいくよ、次次つぎーー!! | ||||
[発表後] | わーい! みんなありがとー! 一緒に進もう、先へ、先へ! |
パーソナルストーリー
バックストーリー
――私の名前はアルル・アーガイル
遠征隊を率いる師団長をしています。
私たちの任務は各地に眠る”古代遺跡の発見とその調査”。
”冒険家”によって先に荒らされてしまう遺跡も多いので、
彼らとはいつも競い合いです。
この世界はまだまだ未開の地が多くて、
王政府が把握している世界はきっとほんの僅か。
世界にはまだまだ多くの謎と新しい発見が残っているのでしょう。
「休憩は終了! さぁ次の目標ポイントに向けて出発だ」
※話の最初に戻る
バックストーリー(クリスマス)
特徴的な足音をたてながら、広大なステップを進むのは、
王立遠征隊師団長アルル・アーガイルと騎行ガルーマのオットーである。
彼女たちはいま、ルール無用の弾丸レース〈グレート・ギフト・ラン〉の真っ最中だ。
この毎年恒例のレースは、ゴールのグッドパパ遺跡までの順位を競う〈ラン〉と
レース中にプレゼントを届けることで得る〈ギフト〉の合計点で優勝を争う。
だが通常その二つは両立できない。
どちらかを重視すれば、もう一方は必ず犠牲になる。
つまり参加者にはより戦略的な立ち回りが必要とされた。
ただ近年のレースでは加点の低い〈ギフト〉よりも〈ラン〉を重視する傾向が強かった。
ちなみに参加者には赤と白の服装を着ることが義務付けられている。
アルルは中継地点に用意していた別のガルーマに乗り換えると、
オットーを抱きしめて、言った。
「オットー、暗くなったら明るい方へ行くんだ。
そこは夜がない。それと香水の匂いを忘れないで」
アルルはオットーの首に小さな鞄をかけると、次の地点にむかった。
トップを争っていたのは、昨年二位だった魔道二輪のヴァレンティナ。
お馴染みのメーディウム商会はいつもの通りの途中リタイア。
どこかで格安のケンカを買ったのだろう。
アビーとロシナンテはスタート地点付近を散歩中だ。
今年も定位置を守ってくれるだろう。
レース終盤を知らせる夜が訪れると、
一刻を争うはずの参加者たちが一様に空を見上げ、立ち止まった。
「雪だ」
それは重さもなくアルルの手のひらにのった。
「私たちに贈り物だね。ギュンター」
その頃になると、アルルが乗り換えたガルーマの数はすでに二桁を数えていた。
彼らはアルルをおろすと、必ずどこかへ向かった。
翌朝、ゴールへ向かうガルーマの足跡はいくつも枝分かれして、雪の上に残っていた。
アルルがグッドパパ遺跡に到着したのは、全体の真ん中あたり。
優勝からは程遠い順位だ。この年の〈ラン〉の一位はヴァレンティナだった。
彼女を慕う荒くれ者たちは集計結果を待つまでもなくお祭り騒ぎを始めていた。
「私たちはベストを尽くしたんだ。他の子も、ね。結果はきっとついてくるはずだ」
アルルは傍らのガルーマにそう言った。
集計が終り、この年の優勝者として告げられたのは、
アルル・アーガイルの名であった。
当然、ヴァレンティナの取り巻きはこれに激怒した。
口々に八百長だと叫んだ。
たしかにアルルが遠回りをしていた様子はなかった。
彼女は一直線にゴールを目指していた。
“彼女”は。
荒くれ者たちと王立遠征隊、そこになぜかメーディウム商会まで加わり、
ゴール会場は毎年恒例の乱闘で盛り上がっていると――
アルルの勝利の秘密たちが独特の足音をたてて、帰ってきた。
「オットー!」
アルルはオットーに飛びついた。
それから順に他のガルーマたちをかわいがってやった。
「私たち、勝ったんだよ! みんなのおかげだよ!」
つまり、アルルをおろしたガルーマたちがプレゼントを届けてまわったことで、
アルルは〈ギフト〉の大会史上最高点を叩き出し、見事に順位差を跳ね返したのだ。
「よーし。それじゃあ……」
喜んでいる暇はない。
アルルはオットーの背中にまたがると、
混乱の真っただ中にあるあのゴール会場に目標を定める。
殴りつかれてぶっ倒れるまでが〈グレート・ギフト・ラン〉なのだ。
優勝者としては、不参加を決めこむわけにはいかない。
「オットー! いくよ! とぉっつげきぃぃー!!」
※話の最初に戻る
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