悪意の暴発
(0コメント)| 生徒同士の戦闘は収まるどころか激化していた。 | ||
| それはもはやクラス同士の集団戦というよりも、個人単位の乱闘といった方がふさわしい。 | ||
| これも全部、「闇の力」の影響なのか……？ |  | |
| ……酷い有様ね。 |  | |
| これじゃ単なる喧嘩だぜ。 |  | |
| 君たちの目の前には、アクアシアの学生に取り囲まれているイグニーマの学生がひとり──。 | ||
 | 畜生、こいつらなんだってんだよ全く！ | |
| ……ジョージさん！ |  | |
| 待ってろ！今助けてやる！ |  | |
| ヴォルフじゃねぇか！ 頼んじゃいねぇが、助けたいなら勝手にしやがれ！ | |
| ……強がりやがって！ |  | |
 | ごめんなさい。私が最初からユキヤ君が宿主だって見抜いてれば……。 | |
| 気にするなって。やっと生徒会メンバーが集まったんだ。安心してくれ。 |  | |
 | わたしたちの本気、すごいんですから！ | |
| わたしも燃えてきました！ |  | |
 | ホントはね、アタシももうちょっと暴れたかったんだ！ | |
| これ以上学園内で暴れられんのは迷惑だしな！ | |
| ありがとう。理性を失ってる彼らを説得することは出来ないわ。こうなったら……。 |  | |
| 一発殴って、目を覚まさせればいいんだろ？ | | |
| そりゃ簡単でいいな。 | |
| じゃみんな、行きましょう！ 私たちの学園を守るために！ | |
| リンカの声に頷いて、君は生徒会の仲間たちと共に戦乱の渦中へと飛び込んでいく。 |
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